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バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第2回
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バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略 第2回

2015-11-12 19:36
    産業新潮 http://homepage2.nifty.com/sancho/11月号連載記事

    ■ナンバーワン企業には多くの共通項がある

    ●子犬に老犬のトリックを教えることはできない


     「子犬に老犬のトリックを教えることはできない」というのはバフェットの口癖です。彼が率いるバークシャー・ハサウェイに定年が無い(これまでの最高齢の現役は104歳)のも、ビジネスに関する知識や洞察力は年を経るごとに深まるという考えに基づくものです。

     これは個人レベルだけの話ではありません。バフェット(バークシャー)の主要な投資先にも「老犬」が目立ちます。コカ・コーラは1892年創業、アメッ クスは1850年、ウェルズ・ファーゴは1852年、IBMは1911年と100年を優に超える老舗がずらりと並びます。


     国としての歴史は米国など足元に及ばないが、資本主義の歴史は米国よりも短い日本で、私が重視するのは1945年を乗り越えているかどうかです。
     戦争中はもちろんのこと、戦後の混乱期を生き抜いてきた企業が優秀なのは言うまでもありません。また、一度や2度の経営危機を経験しているのも重要なことです。

     バフェットは「経験から多くのことを学べるが、他人の経験から学んだ方がはるかに簡単だ」と言います。痛い目に会わなくても、他人の失敗から多くのことを学ぶことができるということですが、残念ながら私を含めた凡人はやはり痛い目に会わないと学べません・・・。

     現在ではエクセレントカンパニーの代表ともいえるトヨタ自動車も、1950年に深刻な経営危機に陥り、銀行団の支援で生き延びました(ちなみに、この時 逆に融資を回収した三菱銀行と住友銀行は、その後50年間、合併によって取引銀行を内部に取り込むまで、トヨタ自動車との取引ができませんでした)。


     もちろん、ITやバイオテクノロジーなど業界そのものが新しい場合には、必ずしもこの原則は当てはまりませんが、IT業界ではIBM、バイオテクノロジーでは老舗の製薬会社が重要なプレイヤーであることも事実です。


    ●会社が愛されているか

     最近、「ブラック企業」という言葉をよく聞きます。従業員に過重労働をさせる企業という意味のようですが、そもそも過重労働とはなんでしょうか?

     例えばベンチャー企業の創業メンバーが、1日16時間労働で休日無しというのは決して珍しくありませんが、彼らが不平・不満を言うのは聞いたことがありません。自ら進んで行う仕事では過重労働は基本的に無く、「強制的にやらされている」から過重労働なのです。

     例えばハウスメイドが炊事・洗たく・料理などの家事を24時間365日休みなく「やらされる」のは間違いなく過重労働でしょう。しかし、愛する夫や子ど ものために同じことをするのは決して過重労働ではありません(書いていて自分でも胸が痛いのですが、愛していない夫のために同じことをするのは当然過重労 働です)。

    <続く>

    続きは、産業新潮
    http://homepage2.nifty.com/sancho/
    11月号をご参照ください。

    (大原浩)


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    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
     ては御自身の責任と判断で願います。)
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