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公立中学校という選択:区立から難関大学へ
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公立中学校という選択:区立から難関大学へ

2016-03-25 20:58
    ~我が家は中学受験をしないことを決めました 続編~


    1年前、中学受験をしないことを決めた我が家。

    江戸川区で4人の男児を女房と共に育てている。通塾はむしろ子どもの好奇心の芽を摘む可能性があるし、小学生にとっては勉強よりも友達と遊ぶことが一番だ。


    我が家の4人の息子たちは、全員が区立保育園、区立小学校に進んだ。そして、全員が中学受験をしないこと、塾に通わないことを決めて、区立中学校という選択をした。


    前回のコラムで強調したのは、子どもは親だけではなく地域社会によっても育まれることだった。区立中学が属する地域社会。地域は玉石混合、多種多様。
    そこで強い心、創造性、感受性等を育む試みだ。

    区立のよさは、健常者と障害者とが一緒に学び、一緒に育つこと。
    いじめや不登校をクラス全体で解決していくことであった。(前回の主張)


    ■区立中学の環境は子どもにとって悪いとは限らない


     中学受験に参加し、中高一貫教育を受けさせるのは、子どものためにはなるだろう。

    まず素晴らしい環境を用意できる。
    学校に品位がある。
    私立の先生たちは優秀だ。
    親が積極的に学校に関与する。
    私立は親のニーズに敏感だ。
    親や生徒を顧客のように扱ってくれる。
    問題があればすぐ対処してくれる。
    大学受験では学習を先取りするから現役での合格実績に長ける。
    受験という一面だけを見れば中学受験はメリットしかない。


    一方、区立中学という選択。環境は以下の通り。

    生徒間の学力の差が大きい。
    様々な親がいる。
    ブルーワーカー、職人、ホワイトカラー。
    外国籍も多い。
    不登校もある。
    いじめもある。
    多動症候群の子もいるだろう。


    柄が悪い言葉も覚えるだろう。
    悪友と外れたこともするだろう。
    先生たちを悩ますモンスターペアレントも存在するだろう。
    授業は成り立つだろうか。


    だが、それらはマイナスであるとは限らない。


    我が子は、時にはいじめのターゲットとなるだろう。
    仲間外れにされることもあるだろう。
    酷いこと、醜いこと、憤ること、悲しいことが起こる。
    それらは、学校の責任というよりは、親の責任であり、ほとんどは子どもたちの責任でもある。
    子ども自身が招いたことならば、子どもたちが自らの力で解決しようと努めなければならない。

    前回のコラムでは、長男が不登校の友達を気遣う場面がある。勉強よりも大切なことだと書いた。


    いじめがクラスであり、不登校があり、問題児がいる。
    公立中学には、子どもには、「弱きを助け強きをくじく」人間に進化するチャンスが与えられる。
    怖さと戦いながら、勇気を振り絞り、一歩踏み出したとき、それが後々の子の人生にどれほど大きな意味を持つか想像してほしい。

    確かに、多くの子どもは見て見ぬ振りをするだろう。
    多くの大人がそうであるように。

    だが、我が家はそれをよしとしない。
    いつだって、身の回りには重大な問題が山積している。
    何事も他人事にはせず、自らの問題として取り組み、仲間と共に立ち上がり、
    努力し格闘し、困難を乗り越える男に育ってほしい。
    タフな環境で挫折を経験し人間を磨いてほしい。
    それが区立中学でリーダーを育てる意味だ。


    ■わが町-江戸川

    東京都江戸川区在住。大手町まで地下鉄東西線15分。家賃が安い。
    江戸川区がとても気に入り、定住している。
    4人の子どもたちのことを考えて、2年前にコラムに書いた通り、中学受験をしないことを報告した。

    http://www.okuchika.net/?eid=4789

    今回は、「公立中学校という選択」というタイトルだ。
    公立中学校に行ったわが子たちが、たどった道について書く。

    (続く)


    日本株ファンドマネージャ
    山本 潤

    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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