
「パレオな男」をお読みの方なら、「誰とでも最速で親密な関係になれる36の質問」をご存じでしょう。ニューヨーク州立大のアーサー・アーロン博士が開発した質問集で、こいつを使った実験では、初めて知り合った男女が、たった45分で“親友っぽく”なれたというから驚きであります。人間関係を深めるのには時間がかかりまして、会社の同僚とようやく打ち解けるのに半年……なんてことも珍しくないですからね。
ということで、個人的にも推奨している手法なんですが、ここでよくいただくのが「質問の使い方がよくわからん!」ってお悩みです。ただ「36の質問を使え!」とだけ言われても、どのタイミングでどの質問を使えばいいの?ってのがよくわからず、そのせいで逆に会話がグダグダになっちゃって、自己開示(自分のことを話すこと)と関係構築(お互いの信頼を築くこと)がうまく進まなくなるようなケースは意外と多いんですよ。そのせいで、36の質問を使いあぐねている人も多いでしょう。
では、どうすれば良いのかってことですが、実は後世の研究チームが「Fast Friendsパラダイム」って手法を開発してくれております。これは、「36の質問」を日常でうまく使うために構造化したもので、「はじめまして」の2人でも、段階的な質問を通じて親密さを爆速で高めるために設計しなおしたものです。
もともとは研究室での実験用に設計された手法なんだけど、その後の検証でいろんな場面で使えることが分かってきまして。
- 9~13歳児を対象に、オンラインでFast Friends手法を使ったところ親密感が増した(R)
- 質問を交互に答える形式でFast Friendsを使ったところ、自己開示が進みまくって親密性が向上した(R)
- アルゼンチンの企業(Matriarca)の職員たちとオンラインでFast Friends演習を行ったところ、信頼・連帯感が改善した(R)
- Fast Friendsを使うと、初対面の人同士の親密さや“好意感”などが増すことが示された(R)
みたいな事例がいろいろと報告されております。36の質問というと「恋愛」の場面で話が出てくることが多いんだけど、ビジネスや友人作りにもめっちゃ効果があるってことですな。これは日常のコミュニケーション改善用に、ぜひ使うべきでありましょう。
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