北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
【目次】
□クロスレビュー「必食の一杯」
□告知/スケジュール
■編集後記
■巻頭コラム
「糖質と塩分」山路力也
先日ラーマガでも触れたように、現在糖質制限をしています。連休前から始めて一ヶ月弱が経ち、おかげさまでゆっくりながらも体重が減ってきています。太る原因が糖質であるという理論に基づくものですが、カロリー制限よりも簡単で効果も速いので私には合っているダイエット法なのだろうと思います。
しかし難点なのがラーメン。ラーメンを食べることが仕事でもあり趣味でもある私にとっては、ラーメンの麺に含まれている糖質が厄介です。ラーメンに限らず、うどんやそば、パスタなどの麺類、ご飯やパンなどの主食も糖質が豊富に含まれています。期間中は極力ラーメンを食べず、仕事などでどうしても食べなければならない時は、極力麺を残すようにしています。
世の中的にも糖質制限、低糖質食がトレンドになっているようで、ラーメン界でも低糖質麺の導入が進んでいます。以前は味が良くない麺が多かったのですが、昨今の低糖質麺は美味しくなっています。低カロリー、ヘルシーという言葉はラーメンという食べ物では訴求力が低く、あまり浸透しませんでしたが、低糖質に関しては概ね好意的に受け容れられているようです。今後もこの流れが増えていくのではないかと思っています。
そうなると次はやはり塩分です。塩分の摂取をどう抑えるかを考えるフェーズがいずれやって来ます。しかし低塩分のラーメンは低糖質のラーメンよりも遥かに難しい。ラーメンのスープはある一定の強めの塩度がなければ満足出来ないものなのです。まぜそばにするとか、スパイスや辛味を軸に据えるなどすれば、塩分が多少少なくとも満足出来る味になると思います。
常日頃言っていることですが、塩分にせよ糖質にせよ、食べても一週間に1〜2杯という普通の人はさほど気にすることはないでしょう。しかし私や読者の皆さんのように、毎日でもラーメンを食べるという人はペースや摂取量を意識した方が良いかと思います。いつまでも元気で美味しいラーメンを食べるためにも。
□クロスレビュー「必食の一杯」
一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は今年3月、草加にオープンした「麺処若武者 草加分店 東北六縣堂」の 「青森シャモロック鶏塩中華そば」を、山路と山本が食べて、語ります。
麺処若武者 草加分店 東北六縣堂@草加