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  • 白めがね大津尚之の書くby佐世保 Vol.9

    2017-04-05 10:10  
     14年前の4月。
    大きな期待と大きな期待を抱き、僕は広島から京都にやってきた。
    今日から僕も大学生。
    念願の一人暮らし。
    念願の共学。
     
    漫才をしているわけではないのに、「なんでやねん。」という言葉が日常的に飛び交っている。
    これが大学、これが関西かと衝撃を受けた。
     
    いつの時代もどこの国でも美男美女はいるわけで、
    そういう人たちは初対面だというのに直ぐに意気投合しグループを形成する。
     
    なんとしてもその輪の中に入らないと、僕の大学生活は終わってしまう。
    大丈夫。
    髪の毛も染めたし、ピアスも開けた。
    よく分からないけど香水も付けてみた。
    大丈夫大丈夫。
    おばあちゃんは僕のことをカッコいいと言ってくれてるじゃないか。
     
    まずは最初の1週間で女の子と仲良くなり、電話やメールを繰り返す。
    5月のゴールデンウイークは帰省するから広島のお土産を買って帰ろう。
    京都には祇園祭りという有名なお