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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第157回「かわいい飼い犬は宇宙からのスパイ!?」
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週刊文春デジタル
2週間前
今日も飼い犬がかわいい。どんなに疲れて帰っても、嬉しそうにしっぽをぶん回して玄関まで迎えにくる姿に癒され、膝の上で丸まってうっとりとした表情で見上げてくる様に目じりは下がりっぱなし。た、たまらん。自分からどでかい愛が爆誕し、周囲にまき散らされているのを感じる。『ちくわ戦記~おれのカワイイで地球...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第156回「国家の趨勢を懸けた痛快な舌戦!」
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週刊文春デジタル
1ヶ月前
シャーロック・ホームズやハリー・ポッターといったイギリス文学を好んで読んで育ったからか、はたまた類は友を呼ぶ方式で周りに底意地の悪いタイプの人間が多かったからか、暗喩を用いた皮肉の利いた話法をこよなく愛する癖がある。日本では京都的とも言われるそれは、東京に出てきた途端なかなか通じなくなって、随...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第155回「日常の中で、だんだん姉弟になっていく」
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週刊文春デジタル
1ヶ月前
小学校からの帰り道、どこまでも続くような一本道の長い坂の上から見える景色が大好きだった。空に浮かび上がって見える古墳頂上にめぐらされている埴輪のオレンジ色に、向こう岸の淡路島へと続く明石海峡大橋、陽光を受けて眩しいほどにキラキラと輝く海面。空気はいつも潮の香りに満ちていて、春はそこに家々の炊く...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第154回「天職? 職権濫用!? 推しの家にガサ入れ」
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週刊文春デジタル
2ヶ月前
ああなんてもったいない……。芸能人が薬物使用で逮捕されたとのニュースを耳にする度に残念な気持ちで胸がいっぱいになる。幻滅した云々というよりむしろ、もうこれからしばらくは地上波で彼らのパフォーマンスを見ることは難しくなるだろうことや、閉ざされてしまった未来に哀しみを覚えて仕方がない。一方で、もしか...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第153回「タイムスリッパーを支える役所のお仕事」
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週刊文春デジタル
2ヶ月前
昨年とあるタイムスリッパーを主人公にした映画がたった1館の上映から口コミで火がつき、大いに話題となった。幕末からタイムスリップし、現代の街並みに圧倒されながらも静かに現状を受け入れ、自分にできることを探して生活していこうとする主人公の健気な姿に胸打たれた一方で、正直ちょっと考えた。誰もこの人が幕...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第152回「人間らしさと悪魔らしさを軽やかに」
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週刊文春デジタル
3ヶ月前
心が弱っている時はどんどん不幸なことが起こったり、夏バテをきっかけに何をする気も起きなくなっちゃったり、もしかしてこれ、悪魔の呪いかも……。『悪魔二世』を読んでから、なんだか日常のそこここに悪魔の存在を感じて仕方がない。なのに私の周りには助けてくれるあの子がいない。なんで! 母親を亡くし叔父の家...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第151回「産む・産まない それぞれ道は違っても」
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週刊文春デジタル
3ヶ月前
34歳、独身、子どもなし。都会にいればありきたりなはずのその肩書きが、近頃目の仇にされているようで少々息苦しい。「女性は子どもを産む機械」だなんて考えはとっくの昔に淘汰され、蔑まれるべきものとなったはずなのに、20代前半より40代前半の出生数の方が上回ったのはお前らのせいだと言わんばかりに責められて...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第150回「悪役令嬢もののひとつの到達点」
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週刊文春デジタル
4ヶ月前
三つ子の魂百まで。きっと私はこの先どんなに変わろうと努力したところで疑り深く、斜に構え、意地が悪いままだろう。けれど、たとえねじ曲がった根性はそのままでも、振舞いによっていくらでも人は善くあれると『悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~』は教えてくれた。それを...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第149回「他の人には見えない友達との会話」
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週刊文春デジタル
4ヶ月前
幼稚園児の頃にセーラームーンごっこに夢中だった私は、お姫様とは自分の大切な人を守るために傷だらけになって戦うものだと思っていた。CC(カードキャプター)さくらを見て育ったから、愛には色々な形があることを、その全てが尊重されうるべきだということを、偏見を持つ前に知ることができた。だから私は『多聞さ...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第148回「煙草が繋ぐ世代を超えた友情」
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週刊文春デジタル
5ヶ月前
学生の頃、憧れで大好きで懐いて犬のようについて回っていた先輩が喫煙者だった。気管支が弱くて煙草を吸えないから、彼女が喫煙所にいる時はいつも少し離れたところからぼうっとその姿を眺めていたことや、たゆたう紫煙の中どこか遠くを眺める先輩がべらぼうに美しくて思わずうっとりしてしまったこと、見ている私に...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第147回「異彩を放つグルメ漫画で“至る”!!」
コメ0
週刊文春デジタル
5ヶ月前
世はグルメ漫画戦国時代。ありとあらゆるキャラクターとシチュエーションのグルメ漫画が生まれ、人々の美味しそうな料理や美味しそうに食べている姿を見たい、お店やレシピの情報を知りたい、という欲を満たしている中、異彩を放つ作品がある。それが、『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』だ。ででんと存在感のあるオ...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第146回「“普通”が苦手でも、自分なりの方法で」
コメ0
週刊文春デジタル
6ヶ月前
どうしてみんなと同じようにできないんだろう。笑ってかわすことが、穏やかにいなすことが、あえて聞き流すことが、上手くできないんだろう。無様な自分が情けなくて大嫌いになったことなんて、一度や二度ではない。でもこれって、私だけなのかな? 『君と宇宙を歩くために』を読んでいると、そんな人の数だけあるは...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第145回「怪獣の脅威に立ち向かう研究者の好奇心」
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週刊文春デジタル
6ヶ月前
阪神淡路大震災が起こった時、私は3歳だった。突然何かにたたき起こされたこと、子ども部屋が、いや何もかもがぐちゃぐちゃだったこと、テレビの画面上でどんどん増えていく数字、東の空の赤さ、断片的な記憶はされどいくつになっても鮮やかで、その後小中高と執念のように繰り返された震災教育によってより強固なもの...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第144回「“ハーフ”がこの国で生きるということ」
コメ0
週刊文春デジタル
7ヶ月前
先日乗ったタクシーで、運転手さんが世間話かのように海外からの観光客について悪し様に語り、そのままコロナは全部陰謀だと話し始めたため、目的地のだいぶ手前で降ろしてもらったことがあった。相手が海外に何かしらの縁を持つ人間だという可能性も、身の回りの誰かをコロナで亡くしているという可能性も想像すらし...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第143回「美しく不条理な世界観に魅了される5編」
コメ0
週刊文春デジタル
7ヶ月前
3月も下旬だというのに、朝から東京には大粒の雪が降った。窓の外に広がる不穏なほどに白く染まった世界におののき、確認しようと細く開けた窓から吹き込む風の鋭い冷たさに、慌てて窓を閉める。堅牢な室内に蓄積された温度と湿度にほっとすると共に、すでにその欠片は先ほどの風によって損なわれてしまったことが少し...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第142回「ホラー×ギャグのオカルト青春劇」
コメ0
週刊文春デジタル
8ヶ月前
辛いものやお酒に加え、ホラーは好き嫌いが大きく分かれるものの代表だ。そして得意じゃないけど好き、という人が多いのもこれらの特徴。そんな苦手だけどついつい手を伸ばしちゃう、後でやめときゃよかった~って思うだろうなと分かっていても摂取せずにはいられない。そんな怖いものみたさな衝動に抗えないあなたに...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第141回「双極症の主人公が始めた共同生活」
コメ0
週刊文春デジタル
8ヶ月前
雨の日はなんだか頭が重かったり、急に寒くなった日の朝方はどんなに頑張りたくても体がいうことを聞かなかったり、生理前は些細なひっかかりが見逃せなくてイライラが止まらなかったり……。自分の心身を制御できるだなんて思うのは、おこがましいことだったなあと感じることが増えた。老いたのかもしれないし、経験か...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第140回「本好きの“あるある”が満載」
コメ0
週刊文春デジタル
9ヶ月前
本棚なぞとうの昔にいっぱいになり、備え付けの引き出しや戸棚、果ては靴箱にまで本が侵食している。まだ読んでない本がそこら中に積んであるにも関わらず、本屋に寄っては新しく買い、おすすめされるたびに取り寄せ……。生活感のない部屋とか、物の少ないお洒落なリビングとか、諦めました。しょうがない、だってもう...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第139回「東京で何者にもなれなかった大人たちへ」
コメ0
週刊文春デジタル
9ヶ月前
東京を目指したのは大好きな小説『少女七竈と七人の可愛そうな大人』の影響。「性質が異質で共同体には向かない生まれのものは、ぜんぶ、ぜんぶ、都会にまぎれてしまえばいい」という一節を読んで雷に打たれたように、ただただ東京を夢見た。私はまぎれたかった。普通になりたかった。その上で、自分らしく振舞いたか...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第138回「ミステリアスな着物美人に弟子入り」
コメ0
週刊文春デジタル
10ヶ月前
自前の着物を用意する必要のある仕事が決まった時、それは嬉しそうに母が着物や帯を選んでくれた。熟考の末選ばれたのは母が結婚したときに仕立てた浅葱色の訪問着に真珠箔が輝く花七宝の袋帯。後日その写真を見てくれた多くの先輩方に褒めていただき、こそばゆいやら誇らしいやら。約三十年前に母が着たものを、成長...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第137回「夏休み最終日を繰り返す二人の恋の行方」
コメ0
週刊文春デジタル
10ヶ月前
休日の夜は決まって誰かどうにかしてこの夜を止めてくれよ、と熱唱しそうになる。休みよ終わるな月曜日よ去れ、と悪魔祓いよろしく十字を切りたくなったことは、一度や二度ではない。満足に休めたことなんかない。どんなに休めたとしても、もっとやりたいことが、しなきゃいけないことが、あったのに!と後から後から...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第136回「必要なのは覚悟! 小説家への獣道」
コメ0
週刊文春デジタル
11ヶ月前
「小説は書かないの?」という質問、もう何度聞かれたか分からないくらいだ。忙しさや締め切りの多さなどを言い訳にへらへら「いつかは書きたいですけどね~」なんて笑っていなしてきた。その言葉に嘘偽りはない。どれほど本を読んできたと思っているんだ。書きたい。どれほど文章を書いてきたと思っているんだ。書ける...
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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第135回「溢れるラジオ愛で繰り返すタイムリープ」
コメ0
週刊文春デジタル
11ヶ月前
気づけばラジオの仕事を続けて十年が経った。仕事から入ったそれはいつしか習慣となり、移動中や家事の合間には常にお気に入りのラジオ番組を流し、もはやなくてはならない生命線。リスナーであることがアイデンティティのひとつだからこそ、『オールドヨコハマラジオアワー』に通底する狂おしいほどのラジオ愛はよく...
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『ドランクドラゴン 鈴木拓さんのお宅へ!!』 【Vol.1141】
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アメブロでは言えない話 ~The Salon of Lady Dewi~
104ヶ月前
先日、 日本リアライズ プレゼンツTBSラジオ「ドランクドラゴンの鈴木拓宅」にゲスト出演しました!!
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『ドランクドラゴン 鈴木拓さんのお宅へ!!』 【Vol.1141】
コメ0
アメブロでは言えない話 ~The Salon of Lady Dewi~
104ヶ月前
先日、 日本リアライズ プレゼンツTBSラジオ「ドランクドラゴンの鈴木拓宅」にゲスト出演しました!!