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夜ふけのなわとび 第1866回 林真理子「文藝手帖、お前もか」
コメ0 週刊文春デジタル 22時間前
今日はショックなことがあった。 毎年十一月になると送られてきた、文藝春秋の「文藝手帖」。これが今年でなくなるそうだ。「戦前より発行してきた当手帖ですが、誠に勝手ながらこの二〇二五年版をもちまして、発行を終了することとなりました。 長年にわたり、日々の供としてご愛用くださりまことにありがとうござ...
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夜ふけのなわとび 第1865回 林真理子「国難に向けて」
コメ0 週刊文春デジタル 1週間前
昨夜は眠れなかった。 トランプ氏が大統領選に勝利したからである。ウクライナの今後、ガザ地区の終わりの見えない地獄を考えて、目は冴えるばかり。本当にいったいどうしたらいいのであろうか……。 安倍さんがお元気だったら、なんとかなったかもしれない。安倍さんと仲よくしていた頃は、トランプさんはまだ、ちょ...
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夜ふけのなわとび 第1864回 林真理子「残念」
コメ0 週刊文春デジタル 2週間前
最近これには驚き、そして腹が立った。 何かって国連女性差別撤廃委員会である。 日本に対して、選択的夫婦別姓の導入と、「男系男子」の皇位継承を定めている皇室典範の改正を勧告したという。 私は若い頃、夫婦別姓について声高に叫ぶ人たちに対し、正直、「めんどくさそう」 という感想を持っていた。 夫の姓...
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夜ふけのなわとび 第1863回 林真理子「読書週間」
コメ0 週刊文春デジタル 3週間前
教育に関係するようになってから、私が注意していることがある。それは、「皆さん、本を読みましょう」 という言葉だ。 大学でも、附属の高校、中学に行っても、これを口にしたとたん、みんなさっとシラける。そして、「ありきたりのつまんないことしか言わない」 という冷ややかな視線が私にくる。 作家としてつ...
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夜ふけのなわとび 第1862回 林真理子「オバさんは思う」
コメ0 週刊文春デジタル 4週間前
「マリコさんのエッセイって、この頃オバさんっぽいね」 突然こう言ったのは、本誌でもおなじみの、サイバーエージェント社長の藤田晋さんである。 ショックだった。 藤田さんといえば、IT産業の頂点を極めたお一人であるが、アクの強さがまるでない、いつもはにかんだ風の、もの静かな方である。 年に何回かおめに...
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夜ふけのなわとび 第1861回 林真理子「創立記念日」
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
十月四日は、わが日大の創立記念日であった。 そして同時に「日大デイ」であったと私は認識している。まず朝日新聞の朝刊全十五段に、学長の写真が載った。久しぶりにうてたうちの広告は、若くカッコいい学長の就任の決意である。これは世界的カメラマン、レスリー・キーさんが撮ってくださった。 何人かからLINEで...
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夜ふけのなわとび 第1860回 林真理子「秋が来た」
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
今週、目覚ましを七時半から八時にした。それは今度の朝ドラを、「もう、いいか」 と判断したからである。 何度も言っているが、朝ドラのヒロインは、半年を共にするクラスメイトだ。そこにいくと、「虎に翼」の寅ちゃんは、心の底から好きになった親友である。彼女に会うために、前夜どんなに遅くなっても七時半に...
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夜ふけのなわとび 第1859回 林真理子「バチがあたる」
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
この原稿を書いているのは木曜日。 明日は自民党総裁選が行なわれる日だ。誰が選ばれるのかわからないが、日本を間違った方向に連れていく人だけはやめてほしい。 中国とは今、いろんなことがある。 かの村上春樹さんはおっしゃった。そういう時の国民感情は、「安酒のように人を酔わせる」 どうかこの安酒を国民...
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夜ふけのなわとび 第1858回 林真理子「ナマステ!」
コメ0 週刊文春デジタル 1ヶ月前
「今日、午後から渋谷の年金事務所に行ってまいります」 朝、秘書のセトが言った。「えー、年金事務所?」「ハヤシさん、忘れたんですか。来月から年金もらうのー、ってこのあいだ言ってたんですよ」 そうだった。本来は六十五歳からもらえる年金であるが、七十歳まで我慢すると支給額が増える。そんなわけで今年まで...
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夜ふけのなわとび 第1857回 林真理子「ネットと皇族」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
今期の朝ドラ「虎に翼」を愛するあまり、私はどれだけの犠牲をはらってきただろうか。 明日はちょっと寝坊が出来る、という日でも必ず七時半に起きる。もう体がそうなってしまった。朝早く家を出る時は録画を忘れない。 台湾に行った時はどうしようかと思ったのであるが、幸いなことにホテルでNHKが見られた。 この...
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夜ふけのなわとび 第1856回 林真理子「愛校心とランタン」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
一年ぶりに台湾にやってきた。 こちらには日大の校友会がある。ここからは、台湾の政界、財界に多くの人材を輩出している。政府のさる要人もうちの留学生。この創立二十周年にあたり、その祝賀会に招待されたのだ。 何度も言ったり書いたりしているが、台湾は私の大好きなところ。食べものはおいしいし、人はやさし...
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《悠仁さまご成年「私はこう考える」》林真理子 「小室さん問題」が招いた愛子さまライバル化を憂う
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
九月六日が十八歳の誕生日となる秋篠宮家の長男・悠仁さま。ところが、悠仁さまをめぐり根強く囁かれる「東大進学説」への反対意見がネット署名サイトで一万件を超える異例の事態が起きている。天皇家の長女・愛子さま人気の高まりを背景とする「愛子天皇待望論」も止まない。われわれは次代の天皇に何を求めるのか。有...
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夜ふけのなわとび 第1855回 林真理子「懐かしのテニスコート」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
軽井沢に出かけた。 ここに滞在するのは二年ぶりである。昨年の夏は不祥事により(しつこいな)、毎日大学本部に詰めていて一日も夏休みがなかったからだ。 昭和三十年代に建てられた、平屋の古い家であるが、ところどころ手を入れている。あれはここを買ってすぐの頃、編集者六人ぐらいとバーベキューをしていた。...
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夜ふけのなわとび 第1854回 林真理子「開会式を自慢する」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
八月になると、私のスマホに“自慢話”が増えていく。 夏のバカンス「ここ行った。いいでしょ」の写真である。ヨーロッパのワインツアーやハワイ旅行もあるが、この頃多いのがパーティーの報告。 クルーザーでシャンパンを飲みながら、「これからみなとみらいで花火を見ます」 というのがあったかと思うと、軽井沢で...
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夜ふけのなわとび 第1853回 林真理子「オリンピックウィーク」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
オリンピックが盛り上がってきた。 毎日メダルラッシュが続き、さまざまなドラマがある。 私はこれまで、スケートボードやBMX競技といったものにほとんど興味を持たなかった。それなのについ見入ってしまう。 しかしそれにしても、どうしてあんなことが出来るのだろうか。水泳、体操、柔道といったものは、まだ頭の...
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夜ふけのなわとび 第1852回 林真理子「京の女性リーダー」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
久しぶりに京都に。 こちらの公認会計士さんの協会の総会で、講演をするためである。 実はこの講演会は昨年行なわれるはずであった。しかし大学の不祥事があり、キャンセルとなっていたのだ。「今年は開催出来て本当によかったですねー」 顔をほころばせるのは、日大で常務理事をやってくださっているA氏である。元...
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夜ふけのなわとび 第1851回 林真理子「推します」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
トランプさんが無事で本当によかった。 銃弾が耳を貫通しながらも助かったとは、なんという強運の持ち主であろうか。 それにしても、この強運をも含めて、トランプさんというのは、アメリカの大衆(全部とはいわないが)の心をつかむように運命づけられていると思う。 血を流しながらも、こぶしをあげている姿に人...
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夜ふけのなわとび 第1850回 林真理子「選択を超えて」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
東京都知事選が終わった。 予想どおり小池さんの圧勝だったが、意外だったのは二位に蓮舫さんではなく、石丸伸二さんが入ったこと。 追い上げがすごかったが、まさかここまでいくとは思ってもみなかった。十代、二十代はぶっちぎりの支持一位だったという。ネットがつくり上げたパワー。 新しい政治家の誕生かと、...
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夜ふけのなわとび 第1849回 林真理子「行進が始まる」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
この原稿を書いているのが木曜日。 日曜日の東京都知事選投開票日までもうすぐだ。都内は“白熱”といいたいところであるが、全くといっていいほど選挙カーを見ない。 何日か前、銀座に行った時、石丸さんの車をちらっと見たのが一度きりだ。 下馬評によると、石丸さんがすごい勢いで追い上げているというが、蓮舫さ...
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夜ふけのなわとび 第1848回 林真理子「労災はありません」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
私のトシだと、たいていの友人、知人に孫がいる。 孫は本当に可愛いものらしい。仲よしのある男性は、待望の孫が出来て大喜び。そのコの姿をLINEのスタンプにしている。「OK」 の返事に、幼児が手を拡げている写真が送られてくるのはなかなか微笑ましい。彼がやり手のビジネスマンなのでなおさらだ。 若くてキレイ...
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夜ふけのなわとび 第1847回 林真理子「七十歳でわかったこと」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
七十歳になったら、してはいけないことがいくつかある、ということに気づいた今日この頃である。 まずはものを食べながら、新聞や雑誌を読んではいけないということ。 午前中の長い会議が終わり、自分の席で昼食をとるのは、何よりもホッとする時間。秘書課の女性がお弁当を運んできてくれる。このお弁当は、役員フ...
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夜ふけのなわとび 第1846回 林真理子「文化の壁」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
本の宣伝のようになって恐縮であるが、三年前に『小説8050』という本を出した。 これは引き込もりをテーマにしたもの。大きな社会問題ということで、NHKで取り上げてくれたこともあり、ベストセラーになった。 今回それが文庫化され、プロモーションを兼ねて講演会を行なうことになった。協賛は新潮社である。新潮社...
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夜ふけのなわとび 第1845回 林真理子「ドーナツが食べたい!」
コメ0 週刊文春デジタル 2ヶ月前
今日は楽しみにしていた“ドーナツの日”である。 人気のドーナツを三百個、わが日大生に配る。今日行くのは三軒茶屋キャンパス。二つの学部があるところだ。 それは三ヶ月前のこと、若い職員たちと話していた。議題はどうやったら、学生を元気づけられるかということ。「お菓子を配ったらどうですかね」「子どもじゃ...
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夜ふけのなわとび 第1844回 林真理子「ベルトコンベア」
コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前
今朝もまた泣いてしまった。 朝ドラ「虎に翼」である。愛する夫を思い出しながら、寅子(ともこ)が河原で焼きとりを食べるシーンだ。 その前は寅子のお兄さんが戦死し、そしてあのやさしい優三さんも戦病死していた。あまりにも可哀想過ぎるではないか。 そして私は亡くなったご本人たちにも、思いを馳せずにはい...
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夜ふけのなわとび 第1843回 林真理子「言葉は、弱くて強い」
コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前
私は本当にわからない。 上川陽子外務大臣の発言である。「大きな、大きな命を預かる仕事であります。今、一歩を踏み出していただいたこの方(推薦候補)を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」 かなり長く引用したが、切り取られる時は、「私たち女性がうまずして」 から始まる。 この発言が、出産をしな...
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サイバーエージェント社長 藤田晋のリーチ・ツモ・ドラ1 第4回「林真理子さんのアドバイス」
コメ0 週刊文春デジタル 5ヶ月前
お友達付き合いをさせてもらっている林真理子さんから、「週刊文春で藤田さんの連載始まりましたね」とLINEが来た。私は内心、ついに来たかと、見つかるべくしてこの人に見つかったことに胸が高鳴った。同じ雑誌で連載を始めたのだから当たり前である。 連載の依頼をお引き受けした時に、真理子さんの連載のことはも...
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夜ふけのなわとび 第1842回 林真理子「見出しについて」
コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前
最近の女性週刊誌のスターは、なんといっても愛子さまであろう。「女性自身」や「女性セブン」のカラーグラビアは、愛子さまのファッションが占めるようになった。お召しになっているのは、ごく普通のものであるが、すごい気品が漂う。オーラといってもいい。「生まれついての皇族の方は、こうも違うものだろうか……」...
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夜ふけのなわとび 第1841回 林真理子「ゴールデンウィーク」
コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前
昔からゴールデンウィークに、どこかに出かける、という習慣はなかった。 親が元気だった頃は、毎年故郷に帰っていたが、この頃はうちでゴロゴロしている。 海外旅行に行く人の気がしれない。どこかに出かけようにも、空港も飛行機も人でいっぱい。手荷物検査場の前に長い行列が出来ているのをテレビで見るだけでげ...
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夜ふけのなわとび 第1840回 林真理子「暖簾」
コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前
いやあ、本当にびっくりした。 暖簾(のれん)の話である。 テレビを見ていたら、すっかりさびれた温泉街を特集していた。廃業してそのままになっているホテルや大型旅館が建ち並んでいて、まるでゴーストタウンである。玄関が壊れたまま猿の住み家となっているところも多いという。「中には暖簾がそのままになって...
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夜ふけのなわとび 第1839回 林真理子「高知愛プラス」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
ひと頃、私の“高知愛”はかなりのものであった。 十五年前、エンジン01のオープンカレッジで行った時のことである。歓迎パーティーで、まず行なわれたのは、カツオの燻り焼きショーであった。出来たてのカツオのタタキが、これでもか、これでもかと供される。 それまでカツオのタタキを特別おいしい、と思ったことな...
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夜ふけのなわとび 第1838回 林真理子「続いている」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
またしても父の話題となって恐縮である。 まるで父があの世からこちらを見ていて、「オレのことを書くなら、ワルグチばかりでなくちゃんと書け」 と言っているようである。 ついこのあいだのこと、編集者の人たちとご飯を食べていた。話題はなぜか中国について。毛沢東の話がひとしきり続いて、その時私は思い出し...
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夜ふけのなわとび 第1837回 林真理子「心と精神」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
わが日大の卒業式は、日本武道館で二回にわけて行なわれる。 言うまでもなく学校法人としての大イベント。私は昨年の早いうちに、色留を新調していた。一昨年も一枚つくっている。 色留などというものは、めったに着るものではない。叙勲とか親族の結婚披露宴に着用するものだ。着物の格としては最高クラスで、男性...
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夜ふけのなわとび 第1836回 林真理子「イッペイさんへ」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
「青天の霹靂」というのは、こういうことを言うのであろう。 もちろん大谷選手の通訳のことである。みんなから「イッペイさん」と呼ばれて親しまれていた。大谷選手とキャッチボールをしている姿も私たちは記憶している。「異国で、彼の存在はどれほど大谷選手を支えているか」 誰しもが思っていたに違いない。それが...
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夜ふけのなわとび 第1835回 林真理子「古来まれなり」
コメ0 週刊文春デジタル 8ヶ月前
「ハヤシさん、古希のお祝い、どうするんですか」 最近いろいろな人に聞かれるようになった。そのたびに少々いらついて答える私。「何もしないよ。そんなことお祝いしてもらってどうするのよ」 いちばんショックを受けているのは私である。 何度か知り合いの古希のお祝いに出た。そのたびに皆さん挨拶でこう言う。「...