週刊文春デジタル
最近、高齢者への風当りが強くなっている。
物価が上がっているのに年金増額を叫ぶ声は聞こえない。逆に、高齢者の健康保険の自己負担率の引き上げが検討され、人材不足なのに老人を雇わず、その上、収入があれば年金を打ち切れという声さえある。死ぬまで払うと約束した年金を払わないなら詐欺ではないか。働く老人をますます減らす提案だ。
そのうち延命治療もなくなるだろう。もう政治に頼ることはできない。
老人の立場は弱い。「歳を取ればいいというものではない」という認識が広まり、退職前のように職場の地位を利用して威張ることもできず、口をはさむと老害だと非難される。
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