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2013年3月の記事 3件

仕事力や学力が俄然アップする「ノート」の取りかた

 こんにちは、苫米地英人です。先日の3月14日は、たくさんの方に生放送を見ていただきまして本当にありがとうございました。  次回は明後日の3月27日(水)21時〜22時放送を予定しております。 <a href= 写真は、前回の生放送の1シーン。アシスタントのマリアムは、私が最高顧問を担当している最新英語脳育成プログラムを導入した世界で唯一の次世代英語教室「DEL」(Dr.Tomabechi English Laboratory)のチューターです。これから、この生放送によく一緒に出ることになると思いますので、以後お見知りおきを。  前回の放送は、皆さんが書き込んでくださるコメントを拝見したりもできて、私にとっても、とても楽しい体験でした。どうもありがとうございます。  前回は、皆さんからの質問をあまり拾うことができませんでしたので、今回は放送中に書き込んでくださる質問に答えていけたら、と考えています。また、悩み相談なんかも受けたりできたら、とも思っておりますので、もしよろしかったら、悩み相談のメール、下記にいただけたらありがたいです。 drtomabech@gmail.com このメールアドレスがメルマガ運営部のアドレスになります。こちらにいただいたメールは、運営部が管理しますので、よろしくお願いいたします。      さて、今回は“デキる男のノートのとりかた”を教えます。  まず、ノートをとるときに、ただ「とれ」と言われたから書くのでなく「何のためにとっているのか」と目的を明確にせねばなりません。書いたことをまとめるためか、誰かが話したことを記録しておくためか。しかし、そのノートにかかれていることはおそらく「誰かが話したことや書いたこと」でしょう。  結論から言います、相手の言葉をまとめたそのノートは、ノートでなくメモなのです。メモはいりません。あなたは、メモをとるのに一生懸命で、上司や先輩からの話がおろそかになります、そして思考停止にもなってしまいます。      話は少しずれますが、私は教育の場などでのノートのとりかたの指導も、本当に間違っていると思います。役に立たないからです。教師が黒板に描くことをそのままノートに書き写しても何の意味もありません。つまり学校で教えられたことは、書いたことを忘れないように記憶すること。すなわちそれは「メモ」のとり方であり「ノート」のとり方ではありません。もう1つ学校教育に関して言っておきたいのは、教科別にノートを分けさせているのは間違いだということです。  例えば、英語のノートを使って社会を学べば、英語で社会を考えられるようになります。関連づけて思考できるようになるのです。  学問はそれぞれの分野を独立で学ぶものではなく、すべて関連を持っています。なのに学校は教科別にわけて評価します。教科別に分けることによって認識の欠如(盲点)がうまれ、学問の関連づけができなくなるという弊害があります。  誤解なきように言いますと、私はメモがいけないと言っているのではないです、ただメモをとること(=記録・記憶すること)とノートをとるのは目的が違うとしっかり認識してほしいのです、メモを記録であると意識しているならば、おおいに意味があると思います。   本当のノートには何を書けばいいのか?    それでは、本当のノートには何を書けばいいのか?というと、「ノートには自分の考えたことを書く」でいいのです。上司や教師の言っていることに対する感想、疑問や反論をどんどん書くといいですね。  本当のノートの目的とは「自分の思考を活性化させるため」です。ノートが〝役に立つ〟というのは、「あとで見返して思い出す」ということでなく、「自分の人生が豊かになる」ことです。脳を活性化させるには自分自身が能動的な姿勢で自分の言葉を書き記してはじめてノートと言えるのです。  脳の機能から説明しますと、人間の脳が論理的な思考をしている時に主に働いているのは前頭前野外側部という部分です。  

仕事力や学力が俄然アップする「ノート」の取りかた

“デキる男”の秘密は「ストレス解消法」にある!!

 こんにちは、苫米地英人です。先日の3月14日の放送時は、たくさんの方に生放送を見ていただきまして、本当にありがとうございました。  次回は3月27日(水)21時〜22時放送を予定しております。 <a href=  さて、今回は仕事などの作業を円滑に進めるために必要な方法、「精神のリラックス法」です。あなたが学生でも社会人でも、勉強や仕事、人間関係のストレスで息抜きしたくなるときがあるでしょう。  たとえばあなたが仕事のノルマで追い込まれているとしましょう。きっと強いストレスや不安を感じているはずです。しかもストレスを感じたりイライラしていると自分のことやまわりの状況を客観的にみることができず、仕事は進まず質も落ちるなど悪化します。ネガティブスパイラルに陥ってしまうのです。こんなときこそ脳はドーパミン(快楽や意欲がわく脳内ホルモン)が欲しくなります。  ここでは、脳の仕組みと〝快〟の感情を呼び起こすドーパミンの関係についてご説明しつつ、ストレス解消法をお教えしていきましょう。   ストレスでドーパミンが分泌過剰になると 〝過食症〟になってしまう  ドーパミンとは脳内の神経伝達物質で、いわゆる〝意欲〟〝快楽〟を増進してくれます。  ドーパミンの出し方はいろいろあります。例えば食事をすると脳内からドーパミンがたくさん分泌されます。他にも、外界の刺激から分泌されることもあります。自分の好きな食べ物の写真を見ただけでも出ますし、お金が好きなかたは「激安」という文字だけでドーパミンが出たりします。  しかし、ドーパミンはストレスによりたくさん分泌してしまうこともあります。分泌過剰になっていると、お腹はいっぱいなのに食欲がコントロールできないため食べ続けてしまい、過食症の症状がでる人がいます。  なぜかというと、ストレスによるドーパミンは分泌が過剰になっているのに、同じく脳内の神経伝達物質セロトニンの分泌量が減るため、満腹を感じられなくて食べてしまうのです。またセロトニンは気持ちをおだやかにする働きがあるため、分泌量が減るとイライラしてしまうのです。  ですので、今回はうまくドーパミンとセロトニンの分泌量のバランスが取れるドーパミンの出し方を教えます。 バランスよくドーパミンとセロトニンを出す3つの方法  ドーパミンを出す方法は、外界から刺激を与える方法と、脳自体の自然な働きで出す方法があります。  まずは、外界から何らかの刺激を与えて脳内でドーパミンが出るように働きかける方法からみていきましょう。それらには以下のような方法があります。  1、運動する  2、糖分(チョコレートやキャラメルなど)を摂取する  3、カフェイン(コーヒーや紅茶など)を摂取する  これらの方法をとることで、脳内でドーパミンが分泌され、ドーパミンが大量に出るとそれを抑制するためにセロトニンも出てくるから体は満足します。  どの方法に関してもたくさん摂取すると依存状態になりますが、依存することに問題があるわけではなく、依存に伴って健康被害や金銭被害はないので大丈夫です。 運動は心地よい興奮と疲れをもたらす良きストレス解消法  それでは、まずは運動でドーパミンを出す方法から説明しましょう。  ドーパミンは運動をうながす神経伝達物質であるため、体を動かすことでドーパミンが大量に分泌されるようになります。ドーパミンは運動時の緊張状態を作り、交感神経優位(自律神経が緊張していること)の状態となります。交感神経系とは自律神経系の1つで、「闘争と逃走の神経」などとも呼ばれるように、激しい活動を行っているときに活性化します。  またドーパミンは、同じく神経伝達物質であるアドレナリンやノルアドレナリンの前駆体としての役割もあります。アドレナリンは「闘争か逃走か」のホルモンと呼ばれるように、動物が獲物を補食するときや敵から身を守るときに必要なストレスを全身の器官に引き起こす働きがある興奮物質です。  ノルアドレナリンも同じく興奮物質で、不安や恐怖、覚醒や集中を引き起こします。さらに負荷のきつい運動をすると、神経伝達物質のひとつであり「脳内麻薬」とも称されるベータエンドルフィンが分泌されます。ベータエンドルフィンが分泌されると、痛みや苦しみが和らぎ、長距離ランナーのランナーズハイのような「苦しいのに気持ちが良い」状態になります。  このように、運動することでこうした体に興奮や緊張をもたらす物質が大量に分泌され、そしてそれらを抑制するためにセロトニンも大量に分泌されます。すると副交感神経のリラックス状態となり幸せの感情や心地よい感情に包まれます。  つまり、運動をすることで「ドーパミン→セロトニン」経路だけでなく「アドレナリン→セロトニン」経路や「ベータエンドルフィン→セロトニン」経路も活性化して、脳内で十分なドーパミン・セロトニンが分泌されることになります。  ですので、あなたがストレスで暗くなってしまって時は、夏ならプール、冬ならスキーといった、季節を感じ、自然とたわむれることができるようなスポーツに行ったりするのが、気が晴れる効果的な方法です。家の近くでマラソンやキャッチボール、テニスでの壁打ちでもかまいません。運動にはたいした依存性はありません。過度にやりすぎることで怪我やゆがみの原因になりますが、上手にコントロールしながらやればいいでしょう。  

苫米地英人のハッピー脳メルマガ

ついにドクター苫米地のブロマガが開始!! 脳機能学者にして気功の使い手、名うてのギタリストでもある 苫米地氏のディープすぎる名言の数々が 活字&生放送で発表される!! 苫米地氏の専売特許である洗脳関係の話から ワールドワイドな裏ネタから 時事問題、芸能トーク、悩み相談、その他いろいろ 抱腹絶倒のシロモノを心ゆくまで味わうべし。

著者イメージ

苫米地英人

1959年東京生。認知科学者(機能脳科学・計算言語学・認知心理学、分析哲学)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問。コンピューター科学の分野で世界最高峰であるカーネギーメロン大学大学院で計算言語学の博士号を取得(日本人初)。現在は自己啓発の世界的権威ルー・タイス氏の顧問メンバーとして米国認知科学の研究成果を盛り込んだ能力開発プログラム「PX2」「TPIE」などを日本向けにアレンジ。  著書に『原発洗脳』(日本文芸社)『苫米地英人の金持ち脳 捨てることから幸せは始まる』(徳間書店)など多数。

http://twitter.com/DrTomabechi
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