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プロデュース・・・
今まで簡単に口にしてきたけど
僕はいったいどこまで分っているんだろう・・・
僕はいったいどこまで分っているんだろう・・・
初めてYOSHIKIと二人で話してから、僕は自分がXのプロデュースを手がける、ということをより強く意識し始めるようになった。
僕が未知なるバンド「X」に一番強く感じていた「メンバーの人間的な魅力」に確信を持ったからだ。
それに、YOSHIKIは他のメンバー含めて、現状に全く満足していないことを強く僕に伝えた。
インディーズバンドとしての今の評価ではなく、ずっと大きく成長した先の評価。
そういうところが僕と全く同じだと分ったあの瞬間、ソニーミュージックの他の制作スタッフと、自分のXに対する見方の違いに、僕の中で一つの結論が出た。
僕の考える『Xは未完の大器』だという見方は間違いない。
となると・・・。
僕がプロデュースすることになれば、きっとまだ見ぬ未来を心に描きながら前進することになるだろう。
僕がYOSHIKIに伝えた「日本一美しいバンドになればXは日本一のバンドになれる」という言葉には、「僕だったらそういう方針でプロデュースをするだろう」という意味が含まれていた。
その考え方をYOSHIKIが快く受けとめてくれたことも、嬉しかった。
未来へ共に歩いて行ける相性の良さと、その未来への強いシンパシーを感じたからだ。
ただ・・・。
僕はまだプロデュースに必要なものをほとんど手にしていない。
すべてはこれからだ。
プロデュースするためには、あと何がどれだけ必要なのか。
いや、そもそもプロデュースって何だろう。
プロデュース・・・
今まで簡単に口にしてきたけど
僕はいったいどこまで分っているんだろう・・・
僕はいったいどこまで分っているんだろう・・・
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コメント
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最高ですね〜熱いです。
津田さんがXをプロデュースしてくれて本当によかったです。
Xの音楽に衝撃を受けて、ネットも無かった時代に音楽雑誌を読みあさり、メンバーの人間的魅力や熱い想いに惹かれて、ますますXにハマっていった頃を思い出しました!
津田直士(著者)
わあ、ありがとう!
すみません、今初めてコメント読みました。
不思議なものでね、記憶が全く鮮やかなまま残っていて、この頃のことはいくらでも書けるんです。
引き続き楽しんで下さい!