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R&Bフリーク以外は置き去りにするR&B評 第28編『Eric Benét』
2016-12-31 03:32『Eric Benét』
アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー出身のR&Bシンガー。1996年にソロアルバム『True To Myself』をリリース以降、コンスタントに名作を発表。
<TSUYOSHI評>
ソロキャリアとして早20年、今年7枚目のオリジナルアルバムをリリースしたエリック・ベネイ。ネオ・ソウルの流行りに乗ったファーストアルバムは音楽としてはもちろんのこと、ルックスの良さやアートワークによるイメージ作りも手伝ってか、とても好印象で世の中に受け入れられた。この時期、ディアンジェロとマックスウェルとエリカ・バドゥとエリック・ベネイをよく聴いていたという御仁も少なからずいるであろう。ご多分に漏れず、私もこの時期のこの4組はよく聴いていた。しかしながら、エリック・ベネイの音楽には他の3組のようなネオ・ソウルやニュー・クラシック・ソウルと呼ばれたモノに不可欠な所謂アートな要素
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