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メルマガPLANETS vol.67 ☆ ~「ナショナリズムの現在」とは? <ネトウヨ>化する日本を議論~
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メルマガPLANETS vol.67 ☆ ~「ナショナリズムの現在」とは? <ネトウヨ>化する日本を議論~

2014-01-28 07:00
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                     ☆ メルマガPLANETS vol.67 ☆
    ~「ナショナリズムの現在」とは? <ネトウヨ>化する日本を議論~
             発行:PLANETS  2014.1.28(毎週火曜日発行)
                      http://wakusei2nd.com
     
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    今週もよろしくお願い致します。PLANETS編集部です。
    まずは、いつものように耳寄りな情報のご紹介。

    ★★☆ <ネトウヨ>化する日本を考える ☆★★

    「ナショナリズムの現在――〈ネトウヨ〉化する日本と東アジアの未来」萱野稔人×小林よしのり×朴順梨×與那覇潤×宇野常寛

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    ▼開催スケジュール
    2/8(土) 17:30 open / 18:00 start

    ▼会場
    SHIBAURA HOUSE(アクセス)

    ▼チケット
    2,000円

    ■出演者
    萱野稔人(哲学者)、小林よしのり(漫画家)、朴順梨/パク・スニ(フリーライター)、與那覇潤(歴史学者)、宇野常寛(評論家・『PLANETS』編集長)

    ▼ ニコニコ生放送
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv166951020


    ★★☆ 都知事選直前!「リベラル再生会議4」☆★★

    「リベラル再生会議4」柿沢未途×夏野剛×堀潤×宇野常寛
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    ■日時
    1月28日(火)  16:30~

    ■出演者
    柿沢未途(衆議院議員・結いの党 政調会長)
    夏野剛(株式会社ドワンゴ取締役)
    堀潤(ジャーナリスト)
    宇野常寛(評論家・『PLANETS』編集長)

    ▼ ニコニコ生放送
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv166211917



    ★★☆ ガンダムWの魅力と萌えをここに ☆★★

    「石岡良治の大長編・自宅警備塾 テーマ: 新機動戦記ガンダムW」石岡良治×高野麻衣×宇野常寛 @ニコ生

    ■日時
    1/29(水) 20:00~

    ■出演
    石岡良治、高野麻衣、宇野常寛

    ▼ ニコニコ生放送
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv166004678


    ★★☆ 失ショコを語り合うバレンタインの夕べ ☆★★

    「石岡良治の最強☆自宅警備塾 vol.4 テーマ:失恋ショコラティエ」石岡良治

    ■日時
    2/14(金) 20:00~

    ■出演
    石岡良治
    (宇野常寛もバレンタインに予定がない者の味方ですので、会場に駆けつける予定です!)

    ■チケット
    1,000円
    ※1ドリンク以上のご注文をお願いしております

    ▼ ニコニコ生放送
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv166007869


    最後に、来月以降のメルマガのお知らせです。

    ★★☆ PLANETSメルマガが試験的に毎日配信 ☆★★

    来月から、PLANETSメルマガは試験的に平日毎日配信を行います。
    通勤時間の10分で知的刺激が味わえる記事を、毎日1本ずつ。
    サブカルチャーから政治までバラエティ豊かな内容で、お届けします。

    ※ 試験的に行うものなので、読者の方の感想をお伺いしながら進めたいです。
    Twitterや以下のメアドなどでご意見お寄せいただけると嬉しく思います。

    wakusei2nd.biz@gmail.com



    それでは、今週も高田馬場からお送りします。
    今号のコンテンツはこちらから。新連載が目白押しです↓
     
    ┌───────────────────────────────┐
    ├○    メルマガPLANETS  vol.67:2014.1.28
    ├○
    ├○  01. 宇野常寛インタビュー
    ├○  第4回:ワーキングマザーの問題
    ├○
    ├○  02.【特別掲載】「石岡良治の最強☆自宅警備塾」
    ├○  日本最強の自宅警備員がまどマギ劇場版4回見た結果wwwwwww 今宵は「魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語」を語り尽くす!(後編)
    ├○
    ├○  03.【インタビュー】この人のこの話がききたい
    ├○  1月のこの人:吉田尚記さん(ニッポン放送アナウンサー)
    ├○ 第4回 ネットとラジオは何も変わらない!?
    ├○
    ├○  04.【過去原稿】今週のお蔵出し
    ├○  1/28のお蔵出し:「あっと驚く奇跡」の証明
    ├○            (初出:「BRUTUS」2013年 11/15号)
    ├○ 
    ├○  05. PLANETS知恵袋
    ├○ 
    ├○  06. PLANETS編集部日記
    ├○ 
    ├○  07.【告知】今週のスケジュール
    ├○         
    ├○  08. 編集後記&次回予告
    ├○
    ├○                               
    └───────────────────────────────┘
    ※一部の連載記事については、
    「メルマガPLANETS vol.66」からの続きとなっております。

    ▼「vol.66」へのリンクはこちらです。
    http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar440805
     
    未読の方は併せてお楽しみ下さい!



    ┏┓----------------------------------------------------------
    ┗■  01.宇野常寛インタビュー
    ---------------------------------------------------------------

    ▼ 前回の記事はこちらです
    http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar440805

    第4回:ワーキングマザーの問題
    (※ 最後に来月からのメルマガについての話もあります)

    ■ 少子化問題の背景にある「家族幻想」

    ――宇野さんは昨年、女性と労働について対談などで、かなり積極的に発言されていたように思います。まず、現状認識からお伺いしたいです。

    宇野 まあ、この話題はもう100回くらい喋ったのだけど、現在の少子化の問題というのは今の40代くらいの女性たちが、子どもを産まないことが人生ゲーム的に合理的だと判断してしまったということだと思う。子どもを生むこので失うものが、社会人として大きすぎるんだよね。女性たちがこう考えたのは単純に労働環境が不平等なのだから、あたりまえだよ。
    それに対して、女性は家庭に入るべきだとか、三歳児神話のようなことを並べ立てる人間は、本当に馬鹿だよ。ああいう「三歳児神話」のような話をオカルトとして糾弾できない世の中は本当に間違っていると思うし、21世紀にもなってNHKスペシャルのような場所でいまさらそういうことが議論されること自体が、先進国にあるまじきことだと思う。

    ――その状況自体に呆れているということですね。

    宇野 ただ、この背景にあるのは一種の家族幻想だと思う。僕の考えでは、「人間は家庭を作って自己実現をするものだ」というイデオロギーが、あまりにも戦後の日本社会では広まりすぎた。特に成長神話を失ってあとは、それしかなくなっている。だから、90年代は恋愛の話ばかりで、ゼロ年代は絆とか家族愛だとしかか言わなくなってしまった。堀江貴文のような例外を除けば、団塊ジュニアって、基本的にこれしか考えていない。

    でも、それって伝統でも文化でもなく、たかだか数十年単位の産業構造が規定した支配的な家庭環境の生んだ幻想でしかないんだよね。僕の考えでは、子育ては仕事に自信のない中年男女の自己実現の種に使われるべきではないし、もう家庭ではなく、地域コミュニティや市場が担っていくべき。いまさら戦後的な大家族に戻れるわけではない以上、核家族が子どもを育てていくしかない。ただ、核家族が子どもを育てるとき、いまのままでは専業主婦なしではゲームオーバーなんだよね。となると、あり得るシナリオとしては、マーケットに保育施設の認可を開放して、保育園が沢山できることなんじゃないかな。もちろん、児童一人当たりの面積や教員の数のような安全に係る規定はしっかりした上でだけどね。

    まあただ、これは正論なのだけど、これが簡単に通るのなら駒崎弘樹はあんなややこしい人生を送ってはいない(笑)。僕の考えでは、フローレンス(※ 駒崎弘樹氏が運営するNPO法人)のようなものを一人のスーパーマンが担うのではなく、もっと社会的なムーブメントに育てていくことが大事だと思う。駒崎さんもそこで悩んでいると思う。自分のノウハウを人に伝える段階に来ているのだけど、それが意外と難しいのだと思う。

    だから、僕が最近よく言ってるのは、これも300回くらい言ってきた話だけど(笑)、若い奴ら同士で固まった方がいいということね。

    ■ ECサイトのビッグデータに基づいた共済組合

    ――「都市部の新しいホワイトカラーのような若者同士で、共済組合をつくるべき」という話ですね。

    宇野 そう。例えば、大病を患う人が少ない40代以下とかで組合を作って、そこで余ったお金は子育て支援に回して、保育施設を作っていくとかね。そういうことが成功すれば、マスメディアなどにも刺激を与えていくと思う。やはり駒崎さんのフローレンスは、スタッフに恵まれた優れた個人の力量によって、しかも都市部で成立しているものでしかない。でも、本当はあれをせめて地方の百万都市くらいにまで広げる必要がある。まあ、彼自身も最近はその辺りに興味があるようだけどね。

    ちなみに僕は、これは都市部の準富裕層からでいいと思う。そこに潜在的な需要があるんじゃないかな。ちょっと生々しい話をすると、NHKの職員って、中の上から上の下くらいのサラリーマンなんだよね。見た目の収入が中途半端に大きいために保育園には入れず、僕の大尊敬する竹中平蔵先生の主張するようにメイドを雇うこともできないような(笑)、そういうランクの人たちが実は結構いると思う。ともかく、まずは数百人規模くらいの母数かもしれないけど、そこから始めて成功例を積み重ねながら徐々に拡大していけばいい。

    ――具体的な案に発展しそうな話ですね。
     
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