同じ研究室(沼上ゼミ)でいうと、現・早稲田大の小阪玄次郎先生が、若き日にやっていた研究によく似ています。特許分析をしながら、各社の行動を記述し、そこから現象として何が言えるのかを解明する研究ですね。
横田先生の研究では、「ある事業領域から撤退すると、その知識が他の事業で活用されるようになる」ということを明らかにしています。
科学としては、前進した、と言えるのでしょう。こうした命題が一つずつ明らかになって、それが折り重なって、企業経営に関する理解の体系となる。
研究人材の育成という意味でも大変重要な意味があります。堅牢な筆で書かれた確固たる学術論文は、オールド・トラディショナルな伝統を固く守るもので、実