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民主主義批判は先人がたくさんいます
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民主主義批判は先人がたくさんいます

2016-06-11 14:00
     

    時浦くんのツイッターで、『民主主義という病い』を
    「西部邁が言ってたことだ」と揶揄してくる者がいるそうです。
    「そうですよ」としか言いようがない。 

    単なる思想オタクなのか、アンチ小林よしのりゆえに、
    わざと言いがかりをつけたいのか、そのどっちかでしょう。
    本物の西部ファンなら、むしろこの本を喜ぶはずだからです。 

    もっと言えば、長谷川三千子が言ってたことです。
    さらに言えば、バーグやオルテガが言ってたことです。
    もっと言えば、『民主主義という病い』の中では、
    誰が言ってたことかを、明示しております。
    小林よしのりの「持論」と言われたくないと、あとがきに
    はっきり書いております。 

    保守の思想は基本的には民主主義批判にならざるを得ず、
    わしも西部氏からは相当影響を受けたが、歳をとるにつれ、
    民主主義には本格的に懐疑的にならざるを得なかったのです。
    特に、朝日新聞で高橋源一郎が民主主義の権威のように
    扱われ、シールズというデモ小僧がヒーローのように
    遇される惨状を見て、これほどの知性の劣化は許されない
    と思うに至ったわけです。 

    西部氏や長谷川氏とは、安倍政権の評価をめぐっては、
    完全に理解し合えません。
    皇位継承問題や、経済政策も、わしは安倍政権の政策を
    支持しません。
    安保法制も、わしは憲法改正を困難に追い込む愚策であり、
    米国追従で自衛隊を危険に晒すだけのものだったと考えて
    います。 

    国柄の根本が皇室と思うわしから見れば、西部・長谷川
    両氏がなぜ安倍政権を支持したのか分からんのです。
    さらに西部氏の原発への愛着も全然理解できません。
    もっと言うなら、憲法観も違っているように感じます。 

    このように保守といっても、米国依存の完全なるエセ保守
    もいれば、西部氏のように自主防衛を唱えるまともな保守
    もいれば、その保守の中でも、さらに見解が違っている
    わしのような存在もいるわけです。 

    「保守とは何か?」というテーマは描きたいのですが、
    今の国民の知性の劣化を見ると、売れないこと必至だから、
    描く意欲が失せました。
    もはや「ゴー宣道場」を活用して、しゃべり言葉と態度で、
    伝えていくしかないでしょう。
    だからこそ「ゴー宣道場」が大事なのです。

     

     

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