日本中の、いや世界中のマスコミや識者が英国の国民投票
によるEU離脱の結果を嘲笑している。
なんと英国内の離脱派の政治家まで、この結果の反響に驚き、
自信を失っているのではないかという疑いすらある。
だがわしは奇しくもこの国民投票の結果を支持する、
世界でもごく少数派の人間である。
本来わしは『民主主義という病い』を描いて、民主主義への
懐疑を表明した者である。
ならば国民投票という直接民主主義など、唾棄すべきだ
という立場になるのが自然だろう。
ところがわしはこの度の英国の国民投票の結果を、
意外にも妥当であり、天の采配だと受け止めている。
このわしの態度には矛盾があるように感じないか?
だがしょせんEU離脱の結果を、「感情的」に批判している
のは、残留派を支持する連中の方なのである。
EUとは何なのか?
EUの実態とはどういうものなのか?
それを知らないで、えらそうに「老人が若者の未来を奪った」
と「感情的」に非難しているマスコミには反吐が出る。
EUという高邁な理想に逆らう英国という決めつけは果たして
正しいか?
長い文章になるので、来週火曜配信のライジングで説明しよう。
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よしりんさんがEUを批判するならラジオスプートニクでこの記事があるので見て欲しい。
『EU崩壊はいつ、そして何故起こる。』を見れば解ります。↓
http://jp.sputniknews.com/opinion/20150710/558035.html
EU離脱を称賛していたのはロシア(スプートニク)とイラン(PARSTODAY)のメディア位で他の国のメディアは軒並みEU残留支持をしていた。
最も海外メディアだからと言って鵜呑みにするのはいけないと思う。
ここだけの話、既に大晦日で10~20代のドイツ人少女が難民男性にレイプされるケルン事件が起きたが、警察は受理せず欧州メディアは軒並み取り上げなかった話を聞いた。
欧州メディア(特にドイツ、フランス)は信用しない方が良いと私は思います。
前、落合信彦さんがEUが完璧に劣化した記事があったが、難民や移民だけでなくEUの構造が欧州の劣化をさせる事が主な要因だと私は感じた。
他にも三橋貴明さん等の反米保守と社会主義左翼がEU崩壊やEUの問題点について指摘していた。
綺麗事は人間を劣化させるのは既にEUの件で証明されたと言っても良い。
他にもドイツの問題を書くと、労働時間は短くてもブラック企業(サービス残業と最低賃金保障事実上なし)問題がドイツでも出ているようで、原因は言うまでもなく企業やドイツ政府が過度な緊縮財政をやり過ぎた事でしょう。
脱原発は素晴らしい事ですが、それをダメにする電力自由化もマイナス。
事実、ドイツの電力料金は先進国で最も高いデータもある。
にも拘わらず、リベラル左翼はドイツは無条件で素晴らしいと言う妄信があるから安倍政権がつぶれないと感じる位だ。
欧米の嘘を見抜いたうえで権力批判をする方が良いと自身でも思う。
意外とリベラル左翼(親米左翼)の方が、ロシアに対して厳しい報道を行う傾向がありそう。