やっぱりマスコミや一般国民は石原慎太郎には甘いな。
あれが舛添要一だったら袋叩きだったはずだ。
石原は「建築のことは素人だから人任せにしていた」などと
言っていたが、「人任せにしていた」で済まされるのだろうか?
そりゃ、一週間のうちに都庁に来るのが2、3回では、
「人任せ」にしてた案件は多いだろう。
「土壌汚染」については石原都政時代から言われていた
問題で、マスコミもそのときに徹底追及しておけば
良かったのに、あまりにも遅すぎる。
小池百合子が知事になって、都政が視聴率を取れるように
なったから、連日のように建築学を報道しているのだ。
マスコミは日本の未来の百年後千年後を決定する天皇の
「生前退位」や「皇位継承」の問題をすっかり無視して、
建築の勉強ばっかり報じている。
そして舛添要一のときは徹底した人格否定をやって、
容赦なく社会から葬ったくせに、石原慎太郎となると
追及できないのだ。
石原の父権主義の前に怯えてしまうのだろう。
豊洲市場はどうせ関東大震災と、津波と、液状化と、
土壌汚染で崩壊するハコモノだ。
「もんじゅ」もようやく廃炉になりそうだが、無駄な事業に
巨額の税金を注ぎ込んで、「人任せ」にして、
テレビは視聴率がとれない時期は問題を報じることも
できないくせに、手遅れになってから連日報じ始める。
東京オリンピックも今頃同じような問題が隠蔽されて
いるのだろうが、マスコミは豊洲市場の盛土で視聴率を
稼ぐことに夢中だから、どうせ今は五輪建設をチェック
するなんてことはしないだろう。
メディアには使命があるはずなのだが、もはやそれを
意識することもなくなったのかもしれない。