19時過ぎに夕食しようと思ってたら週刊文春から電話があった。
「山尾志桜里さんは立憲民主党に入ると知ってましたか?」と言う。
わしが「ネットのニュースに流れてたからそうなんだろ」とぶっきらぼうに応える。
「それについてどう思われますか?」と言うから、
「そもそも、わしがず――っと立憲民主党に入れと言ってたんだよ。わしの忠告を受け入れるはずだ」
「枝野さんは了承してるんですか?」
「してるだろう。枝野氏はわしの意向を知ってるはずだ」
「禊が済んでないのにいいんですか?」
「禊って何なの?夕刊フジも禊って言ってるけど、なんで禊が要るの?選挙に勝ったのに、なんでまだ禊が終わらないの?」
「嘘をついてるから」
「わしは嘘だと思ってないが、どうやれば禊が済むの?」
「倉持さんと深い関係になりましたと告白すればいいです」
これには呆れて笑ってしまった。
「バカじゃないのか?そんなこと言うはずないじゃないか?本気で言ってんのか?」
「政治家は『公』の仕事の能力で評価すべきであって、『プライベート』は関係ないんだ!」
そこから滔々と山尾志桜里の政治家としての能力を説明し、たかが不倫「疑惑」で潰すわけにはいかない政治家だとこんこんと説教した。
「民主主義国家は『公私』の区別をつけるもんだ。
八つ墓村の住民じゃないんだから、姦通罪みたいな因習を言い募って、禊、禊って気持ちが悪いよ!」
記者は笑ってごまかしていた。
「立憲民主党に入れとわしが言ったと書きなさいよ!」
「プライベートを話すなということも、わしが忠告したんだ!」
「山尾さんが、相手のご家族に謝罪しますと言った時も、わしは激怒したんだぞ。」
「倉持の家族は倉持が手当てすべきだし、山尾さんの家族は山尾さんが手当てするべきだろう。」
「公の場でお互いのプライベートに踏み込んだ発言をすると、そこを週刊誌は追及してくるぞってね。」
「わしの忠告通りにやってるんだから、文句があるならわしを叩け。わしが相手になってやる。」
「山尾さんと倉持氏は、もう会われてるんですか?」
「会ってないよ!わしが会わせるんだよ!」
「二人には言ってるよ。絶対、週刊文春が狙うからなと!」
「わしが会わせるまで絶対会うなとね!」
しまいにゃ段々キレ気味になってきて、こう言ってやった。
「そもそも自分の愛人でもない女をなんでわしがこんなに守ってるんだ?」
「疑惑の相手はわしの舎弟だぞ。わしには何ひとつ得なんかないぞ。」
「それをなんで新幹線で二回も往復してこの小林よしのりが仕事もほっぽらかして愛知まで応援に行ってるんだ?」
「なんで舎弟の不始末をわしが引き受けてるんだよ?」
『全部、天下国家のためだけだ!!』
「君たちももっと悪い政治家を狙えよ。大衆の俗情に訴えて金儲けする商売は仕方がないが、一片の良心、一片の正義があるなら、もっと国のためにならない政治家のスキャンダルを暴きなさい!」
「はい。それもやってるんですけど、山尾さんは注目される政治家なので・・・」
ふと気づいたら間もなく8時、一時間も説教してしまった。
メチャ腹へったわ、くっそ―――――――!
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面白いニュースがまた出た。
なんと、ノーベル財団が核兵器関与の上に軍需産業と密着していた。
つまり、ノーベル財団は軍需産業を利する為の賞だとはっきりしたからノーベル財団は解体せよ。