みのもんたが何であんなにバッシングされてるのかわからない。
30歳過ぎの子供が犯罪に手を染めたのは、
親の育て方が悪かったからだとか、
息子をコネでテレビ局に入社させたのは甘やかし過ぎだとか、
女子アナにセクハラしたとか、
そのようなことに人々は怒ってるらしい。
人々はよっぽどみのもんたを信頼していて、
みのは聖人君子だと思っていたのだろう。
だがわしは関心もなかったし、
主婦向けの単純な正義感で決めつけるだけの人と思っていたし、
今の報道番組はその程度になるのは仕方がないと思っている。
宮根屋だって、「原発なくなったら江戸時代に逆戻り」
みたいなことを言っていたから、
原発推進派のプロパガンダを真に受けてる奴で、
「報道」とか「ジャーナリズム」なんて言っても、
しょせんはそのレベルだとしか思ってない。
そもそもテレビはコマーシャルを出してくれる
スポンサーが必要なわけで、
スポンサーが離れたらおしまいだ。
原発批判をやり過ぎると
スポンサーが付きにくい番組になるだろう。
みのもんただって、世間のイメージが悪くなれば、
番組のスポンサーが降りてしまうだろう。
そういう意味ではテレビの司会者や出演者は、
「イメージ」が相当に重要で、
世間のイメージが悪くなればすぐ降ろされる。
みのが女子アナの尻を触ったというのは、
いかにも酒好き・女好きの手癖の悪い年配者の無礼だが、
女子アナが怒ってるなら謝罪すればいい。
セクハラも程度問題だから、
今回のおさわりは番組を降りるほどの悪質さでもなさそうだ。
「30過ぎの子供が犯罪者になった場合、親に責任があるか?」
というのは一つの重要な命題で、
「タレントのローラの父親が犯罪者になったら、
娘がテレビから干されるべきか?」
と並んで、考えてみなければならない問題だろう。
その解答も出さぬままに、バッシングでイメージを損ねて、
スポンサーを気にして降ろされる、
それで溜飲を下げる大衆のどす黒い嫉妬心は、
わしは大嫌いだ。