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排外デモに対抗するカウンターデモについて、
わしの考えを書いておく。
しばき隊という統一した集団は、今はなくて、
分裂していると朴さんから聞いた。
道場に参加した者の発言では、カウンターデモをする者は、
むしろ右翼の方が多いと言っていた。
これは驚いた。カウンター側は左翼かと思っていた。
ヘイトスピーチの醜悪さは日本の美風に合わないと
考えるのであれば、わしの感覚とも一致する。
日本人の美風を破壊するヘイトスピーチに対して、
カウンターデモで対抗すること自体は、一定の効果は
あると思う。
そういう存在もいると示すことは海外からの旅行者や
マスコミから見ても、日本の健全さを示すことになる。
ヘイトスピーチなんて、日本人として恥ずかしくて
しょうがない。
だからカウンターの側をむしろ応援したい。
ただし、在特会やネット右翼は、あれが今現在の
「生きがい」になっている。
在日への罵詈雑言で憂さを晴らすこと以外に、
充実した日常がないということだ。
わしは『脱正義論』で、運動の幕引きを考えておくこと、
区切りをつけたら、現場から社会を変えるしかないから
「日常に帰れ!」と訴えた。
彼らが一生、排外デモをするのなら、カウンター・デモも
一生やるのだろうか?
カウンター自体が「生きがい」になったら、
在特会と夫婦関係みたいなものだ。
根本的に排外主義を終わらせるためには、
「愛国」とは何かとか、「保守」とは何かとか、
「公」とは何かとか、「天皇」の意味など、
多くのことを思想する場が必要である。
右翼も左翼も思想を放棄している状態では、
排外主義が資本主義に乗ってしまうだけで、
現状を変えられない。
土壌そのものの養分を変えるのが、わしのやり方だ。
RSSブログ情報:http://yoshinori-kobayashi.com/4486/
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小林よしのりライジング
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