「ゴー宣道場」門弟女性からの感想で以下の文章を
載せておきます。
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「今回が一番面白かった」というのは毎回思うことですが、
今回ももちろんそうでした。
時間の感覚はなくなりましたし、この度の道場に
帯びていた熱に酔いました。
印象に残ったところはいろいろありますが、
そのひとつが小林先生が紹介されていたイタリアの
哲学者の著書にあった言葉
「知識人たちは野蛮な不寛容を倒せない。
思考なき純粋な獣性を前にしたとき、思考は無力だ」
私のような歴史を知らない人間でも、
この言葉のような現象により招かれた悲劇の
歴史的事実がいくつか頭に浮かびます。
それこそ門弟のTさんが、
「人はいつの時代も変わらず同じ過ちを犯すし、
同じような警告を発し続けなくてはならないのだろう」
と書かれましたが、残念ながらそのとおりなのだと
思いますし、ちょっとそんな絶望的ちっくになりそう
だったときに、道場で小林先生も少し触れられていましたが、
映画「ハンナ・アーレント」でのハンナのセリフ、
「考えることで人間が強くなること。
危機的状況であっても、考え抜くことで破滅に
至らないために」
というのを思い出しました。
萱野先生も、これはという解決策はない、
というようなことをおっしゃってましたし、
では野蛮な不寛容を倒すためにどうしたらいいのかといえば、
そのハンナのセリフに繋がるのではないかと思いました。
人は誰もが差別をする心性をいだいて生きている
というのは、自分自身にもおおいに覚えがありますし、
集団になったときや、自分が辛いときに他者を蔑むことで、
自分を高みに置いて楽にしようとするのはあるはずです。
私は女だから女のことしかわからないですが、
女性はこういう感覚がとくに強いのではないか、
と思うふしが少なからずあります。
それは子供がいてもあまり変わらないというか、
育児中はより顕著になるような気もしますし、
それは育児の難しさ、大変さが作用している
ところがあるのではないかと思います。
(巷に数多ある、いわゆる女性誌を階層誌か?
と思ってしまうことがある)
だから、「奥さまは愛国」に書かれていたような
女性の存在は不思議じゃないなと思ったり。
それと、アンケートの回答にもありましたが、
我が家はだいたいNHKの7時のニュースを見ながら
夕食を取ることが多いのですが、わかりやすい中韓の
出鱈目さがニュースで取り上げられることが
しばしばあります。
そういう出鱈目さに対する批判と、差別の違いを
お猿の娘に教えるのは結構難しいです。
まあ、そういう難しさは私自身が鍛えられることにも
繋がると信じて、引き続き子育て頑張ります。
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思考なき純粋な獣性が暴走を始める前に、
潰しておくべきなのだが、誰もがナメているのが問題なのです。
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