高森明勅氏の「戦後70年」の論考がとても面白い。
改憲派も護憲派も、「戦後レジーム」への埋没しか
考えてないのだから、日本が国家としての主体性を
持つことを目指すのが「保守」、
主体性を失うことを目指すのが「左翼」と考えても
いいのだ。
以前、TVタックルで、屋山太郎・田母神俊夫両氏と
同席したことがあるが、
「わしは自主防衛が目的だから、あなた方とは違う」
と言ったら、田母神氏が「小林さん、我々だって同じ
ですよ。だが段階があるから」と言っていた。
その時わしは思ったのだ。
「では、いつこの人たちは、自主独立を主張するの
だろう?」と。
もうご年輩だから、その日は来ないだろう。
自分に影響力があるうちに言っておかなければ、
先祖にも子孫にも面目が立たないのである。
歴史の縦軸を意識して、真の独立を
訴える者こそが「保守」、
あとは「左翼」と分類しても
構わないのだ。
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