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後藤健二さんが殺害されたようだ。
痛ましいことだと思う。
だが、イスラム国がとてつもなく残虐な集団であることは、
誰でも知っていること、ジャーナリストならば
プロなのだから常識中の常識!
プロなのだから「自己責任」なのである。
登山家はそこに山があるから登るのであって、
戦場ジャーナリストはそこに戦場があるから行くのだ。
登山家が遭難したら、家族が痛ましいとは思うが、
「山を決して許さない。」とは言わない。
もちろん国家は国民を、その思想性は問わずに、
守らねばならない。
だが、安倍首相がヨルダンを当てにして、
イスラエルを仲間だと誇示しつつ、
「テロとの戦いのための支援金を出す」と演説すれば、
イスラム国への「宣戦布告」に聞こえただろう。
その時点で後藤さんが殺されることは決定済みだ。
後藤さんが殺されたことは安倍政権にとって
好都合なのだ。
「テロとの戦い」を絶対正義として、欧米諸国と
より強く連携していけるのだから。
集団的自衛権の強化のためにも好都合である。
安倍政権は国家と戦うとなると憲法違反になるから、
用心深く「イスラム国」という呼称を避け、
「アイスル ISIL」としか言わなかった。
アフガン・イラク戦争の愚をもう一度!
国民は当事者意識なく戦争への道を
突き進んでいるのだ。
この時期に『新戦争論1』が出たことは、
天の啓示である。
あまりにもタイミングが良すぎる!
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小林よしのりライジング
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