沖縄問題に関連する本を読んでいる。
金曜深夜の「朝まで生テレビ」に備えるためだ。
宮台真司の「これが沖縄の生きる道」ももう一度、読み返そう。
「朝ナマ」に出演するパネリストの一覧を見たが、
知らない人もいるし、バラバラな主張をして、結局合意点も
見つけられず、価値相対主義で終わるかもしれない。
だがそれでも沖縄まで行って議論に参加しなければならないと
思ったのは、『沖縄論』発売から10年が経ち、辺野古問題の
再燃と、安保法制(戦争法案)の国会審議入りという、
日本の安全保障体制の激変を眼前にして、
逃げるわけにはいかないと思ったからだ。
戦うべきときに、戦う場所を用意されて、逃げていては、
あとで文句言う資格もなくなる。
『沖縄論』は本土よりも沖縄でベストセラーになって、
多くの沖縄の若者も読んでくれた。
沖縄マスコミはわしを敵視して、バッシングを繰り広げたが、
シンポジウムには1500人の聴衆で満員になった。
そのとき、わしに対抗して行われた左翼のシンポには、
100人程度しか来てなかった。
『沖縄論』は大学生も読んでくれて感想を送ってくれたが、
「ヤマトンチューに沖縄のことを教えられるなんて」という
感想が結構あった。
沖縄県民も、沖縄のことを知らない者は多い。
あの頃の学生も今は30代前後になるだろう。
わしが沖縄のことを忘れてないということを
証明しなければならない。