モーニングバードの「そもそも総研」に見覚えのある顔が
出てるなと思ったら、小林よしのりだった。
わしじゃないか!
先日インタビューに来たが、もう放送されるのか!
この番組、わしの言った内容のいちばん過激なところを
使うから凄い。玉川徹、戦ってるな。
一部のマスコミを「懲らしめる気はある」と妄言大会を
やっていた安倍応援団の議員たちは、一部の
レベルの低い議員の話ではない。
そもそも自民党の議員のほとんどがネトウヨ化している。
朝日新聞は「売国」「反日」だから懲らしめろ、
潰してしまえという感覚は、今の自民党議員の
過半数を超えるだろう。
なにしろ自民党の朝の部会にたびたび顔を出す
櫻井よしこが「朝日新聞は廃刊にすべき」と主張する
ネトウヨ脳なのだ。
安倍首相からして、言論弾圧勉強会の代表を処分した
谷垣に対して、不服のようじゃないか。
同じ意見だからである。
番組を見て、少し整理しておきたい。
言論の自由を守る「権利」を持っているのが、国民である。
言論の自由を守る「義務」を負っているのが、権力者である。
百田は権力者ではないから、言論の自由を行使する
「権利」を持つが、権力者の言論弾圧を誘発する
危険人物であるから、社会的に批判されてもしょうがない。
最後に玉川氏が「言論の自由」がアメリカから教えて
もらったように言っていたが、それは間違いです。
GHQが占領してた時代が、日本の歴史上、
最も「言論の自由」がなかった時期だ。
日本人は明治以降の「自由民権運動」によって
「言論の自由」を常に求め続け、権力からの弾圧で
たびたび失いつつも、戦い続けてきた。
今も権力からの弾圧の可能性があるから、我々は
「自由民権運動」を続けなければならないのだ。
「SAPIO」連載の『大東亜論』で間もなく「自由民権運動篇」が
始まる。
これを読むと面白く楽しく勉強できるだろう。