朝日新聞の「耕論」で「そしてまた集まろう」と題して、
右派と左派の若い世代の意見を載せている。
右派の若手言論人・古谷経衡もデモ肯定論者で、
右派系のデモをやってきた人間だ。
古谷は「日本でもようやく均整のとれたザ・デモクラシーが
芽生えはじめた」と言っている。
これでわしは古谷を「保守」とは認めないことに決めた。
左派はシールズのメンバーで、もちろん「デモこそ民主主義」
だと主張している。
中学生がデモをすることまで肯定しているのだから、
馬鹿の極限である。
そして朝日新聞も、デモを肯定的に捉えているようだが、
やっぱり革命幻想が強いのだなと思う。
自称保守系のデモなら産経新聞だって好意的だから、結局、
右も左も、自分の都合のいいデモなら大歓迎になるのだが。
わしは「被害者のデモ」ならOKだが、「イデオロギーのデモ」は
否定する。嫌悪感を抱く。
先日の「朝まで生テレビ」は、まだ安保法制にこだわって、
若者デモと民主主義の議論が全然足りなかった。
本当はデモの問題こそ、もっと議論すべきだった。
右派にも、左派にも、「デモ賛美」が増えたのは、
わしには民主主義の危機にしか見えないが、そう考えるのは
少数派なのだろうか?
まあ、これも流行なのだから深刻に考えることもないか?