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記事 85件
  • リニア環境評価書―不安と懸念は高まるばかりだ

    2014-04-30 10:56  
    主張
    リニア環境評価書
    不安と懸念は高まるばかりだ
     リニア中央新幹線の2027年開業をめざすJR東海が、国土交通省に環境影響評価書を提出し、今年秋の着工をにらみ準備を加速しています。国民的議論がないまま計画を推進するJR東海の姿勢は、あまりに前のめりです。環境影響評価書にも、関係自治体から「意見を反映する気があるのか」など批判が出ています。総事業費9兆円超を投じ、東京―大阪をほぼ地下でつなぐ前例なき大型事業は、そもそも無謀です。日本の将来にもかかわる巨大開発を、国民を置き去りにしたまま推進することは許されません。
    住民や自治体は置き去り
     リニア中央新幹線は、27年に東京―名古屋でまず開業し、45年には大阪まで延伸する計画です。
     「新幹線」といってもレール上を車輪で走る現在の新幹線とリニアは、まったく異なります。超電導磁石の力で車体を浮かせ、軌道上わずか10センチを最高時速500キロの
  • 大企業ほど法人税負担軽く―国民は増税で苦しんでいるのに

    2014-04-30 10:52  
    国税庁試算
     資本金が大きい大企業ほど法人税(国税)の負担割合が軽くなっていることが、国税庁の資料で分かりました。日本共産党の佐々木憲昭衆院議員の求めに応じて、国税庁が2012年度実績に基づいて試算した資料です。
     法人税額の申告所得金額に対する割合を資本金ごとに分類して試算しました。
     資本金100万円以下の企業では法人税の負担割合は22・6%。1億円超から5億円までの企業では27・0%です。ここをピークにして、資本金が大きくなると、負担割合がかえって下がります。資本金100億円を超える大企業では、19・6%と最も低くなっています。各企業の決算を合算することができる連結納税グループ企業にいたっては、13・3%とピークの半分以下ですんでいます。
     12年度に法人税率が引き下げられたのに伴い、同年度に限り、決算期の違いによって、法定税率が30・0%の企業と25・5%の企業が交じっています。

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  • 「政党助成金」―まだもらい続けているのか

    2014-04-29 10:27  
    主張
    「政党助成金」
    まだもらい続けているのか
     消費税の税率が5%から8%に引き上げられた4月1日、今年の各政党への政党交付金(政党助成金)の金額が発表になりました。お年寄りから赤ちゃんまで国民1人当たり250円の税金を、受け取りを拒否している日本共産党を除く各党で分け取りするものです。今年の助成対象は自民党はじめ九つの政党、総額は320億円あまりになります。国民には消費税増税を押し付けながら、これらの政党は相変わらず税金から助成金を受け取って恥ずかしくないのか。国民に負担を押し付ける消費税増税政治のもとで、政党助成金だけは温存とは許されません。
    日本共産党は受け取らず
     自由民主党157億8366万円、民主党66億9288万3000円、日本維新の会32億9488万2000円、公明党26億3万7000円、みんなの党20億1337万2000円…以下、結いの党、生活の党、社会民主党、新党改革
  • ギャンブル依存症大国の日本―これでもカジノ解禁か

    2014-04-29 10:23  
    大門議員 合法化法案を告発
       日本共産党の大門実紀史議員は28日の参院決算委員会で、刑法が禁じる賭博場・カジノを合法化しようとする動きを強く批判、「日本は世界でも最悪のギャンブル依存症大国。カジノを解禁して依存症を増やすなどとんでもないことだ」と追及しました。
     大門氏は、ギャンブル依存症が「自己責任」ではすまない社会的な問題であることを強調したうえ、諸外国と日本のギャンブル依存症について比較研究した厚生労働省の資料を提示。他国ではおおむね1%台にとどまる有病率が、日本では成人男性の9・6%、女性でも1・6%にのぼっていることを指摘し、「人口から推計すれば患者は約560万人というショッキングな数字になる。国はこの対策を何か行っているのか」とただしました。
     厚労省の蒲原基道障害保健福祉部長は「現状は適切な治療が受けられる状況にない」と答弁。その原因の大半になっているパチンコについて警察

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  • 「ニコニコ超会議3」 「増税阻止へ怒りの声を」―小池副委員長「貧困と格差」で対談

    2014-04-28 11:59  
     千葉・幕張メッセで開いていたインターネット動画サイト「ニコニコ動画」のイベント「ニコニコ超会議3」(主催・同実行委員会)は27日、閉幕しました。
     来場者の多くが10~30代。アニメや鉄道など100近くのブースが並ぶなか、共産党ブースでも終日、イベントが開かれました。
     トーク「『貧困と格差』―消費税増税でどうなってしまうのか」では小池晃副委員長・参院議員が登場。民医連新聞記者・木下直子さん、消費税をなくす会の梅村早江子さんと話し合いました。8%によるくらしの影響や街頭の声などを紹介。
     「増税分(5兆円)は全額社会保障に使います」という政府広報が映ると、小池さんは「はっきりいってサギ。社会保障には0・5兆円しか回さず、年金の削減や医療の窓口負担は増やしている」とのべました。木下さんも「医療現場の人もウソを見破っています」と怒ります。視聴者から「ひどい」「8%きつい」という書き込みも。
  • 「ニコニコ超会議3」―ブラック企業・憲法…若者と語り合う

    2014-04-28 11:50  
    共産党の魅力全開
     27日に閉幕した「ニコニコ超会議3」(千葉市・幕張メッセ)。共産党ブースでは、ブラック企業、憲法、消費税と若者に身近なテーマで国会議員とゲストが登場しました。
    憲法知ろう―井上議員ら話す
     「日本は戦争する国になるの?―いま憲法を考える」では―。井上哲士参院議員は「憲法9条をなくすことは国の根本を変えることになる」と指摘します。「明日の自由を守る若手弁護士の会」の早田由布子事務局長は「憲法を知ってもらうことが大切」と強調。神奈川県平和委員会の磯ケ谷りえさんは「自衛隊員の命を守れるかどうかの転換」と話し、日本民主青年同盟(民青)の田中悠委員長は「憲法を知ってもらうために運動を続けていく」と語りました。井上議員が集団的自衛権と個別的自衛権の違いをフリップも使って解説すると、うなずきながら聞く人の姿もありました。
    働く人守る―吉良議員が宣言
     若者が多く足を止めたのが「ブラッ
  • ニコニコ超会議3 志位さん×角谷さん―若者のいのち奪う政治変えよう―雇用・日米首脳会談・集団的自衛権…45分のスペシャル対談

    2014-04-28 11:26  
     26日に行われた「ニコニコ超会議3」の日本共産党ブースの目玉企画―志位和夫委員長とジャーナリストの角谷(かくたに)浩一さんの45分の「スペシャル対談」。若者の雇用問題から日米首脳会談、集団的自衛権の問題まで語り合いました。
    若者と雇用
    角谷 多様性どころか使い捨てだ
    志位 “正社員が当たり前の社会”つくろう
     冒頭テーマは、若者と雇用の問題。「エントリーシートを送るけど就職に結びつかない。フタを開けたら正規雇用でなく非正規雇用だったこともたくさんある。若者を取り巻く不安が多い」と角谷さん。志位さんは、若者の雇用問題には、(1)若者の2人に1人が非正規雇用で懸命に働いても「ワーキングプア」から抜け出せない、(2)正社員になっても「ブラック企業」が横行し長時間過密労働で「過労死」が広がる―という「二つの大問題がある」と指摘。「過労自殺」の半数以上が20代、30代とのデータを示しました。
     志
  • 「認知症事故」判決―家族だけの「見守り」は限界だ

    2014-04-28 11:15  
    主張
    「認知症事故」判決
    家族だけの「見守り」は限界だ
     愛知県内の認知症の男性=当時(91)=が電車にはねられ死亡した事故で、JR東海が電車の遅延などの損害賠償を男性の家族に求めた裁判の名古屋高裁判決が、認知症患者の家族らに衝撃を与えています。妻=当時(85)=に監督責任があったとして約360万円の賠償支払いを命じたからです。事故にあった男性が自宅から外出したのは、家族が数分間、目を離したときでした。それが不注意だったと責任ばかり問われたのでは、家族はやりきれません。認知症患者と家族が安心できる仕組みを整えることが政治の役割です。
    介護が成り立たない
     2007年、要介護4の認知症男性がJR東海道線の駅構内で電車にはねられ亡くなりました。線路に入った経過は不明です。自身も要介護1の妻と、横浜市から移住した長男の妻が男性の介護を担っていました。デイサービスから戻った男性は2人が目を離したほ
  • 「ニコニコ超会議」スペシャル対談―共産党委員長・志位さん×ジャーナリスト・角谷さん

    2014-04-27 17:05  
    雇用■日米首脳会談■集団的自衛権
    頑張りどころ共産党
     インターネットの動画サイト「ニコニコ動画」を地上に再現する「ニコニコ超会議3」(主催・同実行委員会)が26日、千葉市の幕張メッセで開幕しました。日本共産党は前回に続き、政党ブース(7政党が参加)に出展。志位和夫委員長や山下芳生書記局長ら国会議員が多彩な出演者とトークを繰り広げました。
     志位和夫委員長とジャーナリストの角谷浩一さんの「スペシャル対談」。若者の雇用・暮らしの問題から、日米首脳会談、集団的自衛権の行使容認問題まで縦横に語り合いました。
     雇用問題で志位氏は「過労自殺の半数以上が20代、30代の若者です。“ワーキングプアか、過労死か”悪魔の二者択一に追い込まれている」と指摘。雇用不安の背景には、非正規雇用を拡大し続けた政治の責任があるとして、「若者のSOSを耳を澄まして受け止め、発している人の気持ちにより添って政治の場に生か
  • ニコニコ超会議の党首・国民対話集会 安倍政権の三つの暴走ストップ 若者が希望持てる日本つくろう―志位委員長が訴え

    2014-04-27 16:59  
     日本共産党の志位和夫委員長は26日、千葉市の幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議」第1回党首・国民対話集会に出演し、「今、安倍政権はあらゆる分野で国民の利益にそむいて暴走を始めています。私たちは三つの暴走ストップ、日本の政治を変えるために、若いみなさんと力をあわせてがんばりたい」と力を込めました。
     第一は、雇用破壊の暴走ストップです。
     志位氏は、安倍政権が若者に「生涯派遣」「正社員ゼロ」「残業代ゼロ」を押し付ける労働法制の大改悪を狙っていることを批判。「日本社会全体を『ブラック企業』に変えてしまう雇用大破壊を許すわけにはいきません」と語りかけ、「労働者派遣法を抜本的に改正し、『ブラック企業』規制法、『サービス残業』根絶法をつくり、若者を『使い捨て』にし『使いつぶす』社会は、大本から変えていこうではありませんか」と呼びかけました。
     第二は、原発推進の暴走ストップです。
     志位氏は安倍

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