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閣僚の「政治とカネ」の問題が相次ぐなか、望月義夫環境相(衆院静岡4区)の後援会が開いた賀詞交換会やゴルフ大会の収入計742万円が政治資金収支報告書に記載されていないことがわかりました。望月氏は28日未明、環境省で緊急に記者会見し、「法令上違反しているということではない」と辞任を否定しましたが、説明責任をはたしていません。小渕優子前経済産業相、松島みどり前法相に続いて次々と噴出する疑惑(別項)に安倍首相の任命責任が問われています。
「望月義夫後援会」の収支報告書によると、2008年に305万円、09年に359万円の支出を賀詞交換会の「大会費」として記載。望月氏によると、参加者は1800人程度で、1人2000円の参加費を受け取っていたといいますが、収入についての記載はありませんでした。
望月氏は、賀詞交換会ではなく、後援会自身の組織活動費だったと釈明。「この種の支出が社会的に批判されていたこともあり、そのまま計上するのを後援会の経理を担当していた妻(故人)がはばかったようだ」とのべました。
しかし、計600万円を超える組織活動費の詳細については、明らかにしませんでした。
有志で開催しているゴルフ大会に関しても、約200~250人から1人5000円を徴収したのに、収支報告書に収入の記載がなく、「会場費」として10年に45万円、11年に33万円の支出を記載していました。
望月氏は、「ゴルフ大会後の後援会総会の会場代として計上した。問題ないと考えている」としました。