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2015年8月にDropkckメルマガに掲載されたウルトラマンロビンインタビュー。170センチにも満たない身体で怪獣たちからプロレスの平和を守ったり守らなかったりしてきたロビンさんは、中毒性の高い試合内容でマニアたちを魅了している。しかし、物事に光と影があるように正義のヒーローとしての苦悩もあったのだ……(聞き手/ジャン斉藤)

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――
ロビンさんって気がついたらもう25年近くウルトラマンロビンしてるんですねぇ。

ロビン いやあ、長いよね。かれこれ54団体くらい出たのかな、国内外全部合わせて。

――よくおぼえてますね(笑)

ロビン それにね、ボクはメジャーのトップどころとけっこうやってるんですよね。CIMAくん、(高木)三四郎、HARASHIMAくん、田中将斗選手、タッグながら(新崎)人生くんとも当たってるしね。ひと通りやってるかなって。そもそもこんなに長くプロレスをやるなんて思ってなかったんですよ、ホントに。

――まずはロビンさんがウルトラマンロビンに変身する前のお話から聞きたいですね。

ロビン ボクはね、高校1年生の頃にファンクスやマスカラスを見てプロレスファンになったんですよ。最初は全日本プロレスが好きだったんですけど、そのあと新日本プロレスにタイガーマスクやダイナマイト・キッドが出てきて。83年以降は新日本をよく見るようになりましたね。

――ロビンさんがマスクマンに変身した原風景なんですね。

ロビン あと、ボクの好きなレスラーがイギリスのレスラーにけっこう多かったんですよ。ダイナマイト・キッドやブラック・タイガー(マーク・ロコ)もそうなんですけど。それでボクもプロレスラーになろうとしたんですけど、その頃のプロレス界には身長規定があったんで、身体が大きくないとプロレスラーになれなかったじゃないですか。

――180センチでも小さい部類に扱われた時代ですね。

ロビン いまだから話せるんだけど、ウルティモ・ドラゴン(浅井嘉浩)さんとは、名古屋のプロレスの追っかけ仲間だったんです。

――“同期の桜”だったんですか(笑)。

ロビン いまはもう「浅井さん」と呼ばなきゃいけないんですけどね(苦笑)。ボクはそのあとレフェリー見習いとしてジャパン女子に入ったんですけど、ジャパン女子の道場にウルティモ・ドラゴンさんが練習に来ててバッタリ会ったりしてね。

――ロビンさんはまずジャパン女子からプロレス業界に潜り込んだんですね。

ロビン レフェリー見習いといっても、なんでもやりましたよ。営業もやったし、事務所の雑用からなにから。もちろん巡業も付いていきましたし。

――では、ジャッキー佐藤さんと神取(忍)さんの伝説のシュートマッチも……。

ロビン 現場にいましたよ、ボク! 

――あ、そうなんですか!

ロビン ボクは売店でグッズを売っていたんですけど、見ましたよ、あの試合!!(興奮気味に)。凄かったですねぇ、言葉をなくしましたねぇ……。ああいう試合を見たのは初めてでしたし、お客さんも凍りついてるんですよね。セコンドも泣いてるんです。すべてが異様な光景でしたねぇ。

――団体内にいてジャッキーさんと神取さんの2人の関係はどう見えていたんですか?

ロビン 詳しくはわからなかったんですけど……あの試合の前にどこかの大会で、ジャッキーさんと神取さんが試合をやってて、それがちょっとおかしかったんですよね。「これはなんかちょっと……」というのはボクの目からでもわかって。そのとき神取さんは目をケガをしたのか、つらそうだったんです。その試合を思い出したましたねぇ。

――シュートマッチの“伏線”も目撃した、と。

ロビン ボクは普段からジャッキーさんによくしてもらっていて。あの人はかつてビューティー・ペアとして大スターだったじゃないですか。それなのにボクらと一緒にポスター貼りをしたりしたんで感心したんですよ。「ジャッキーさんがそんなことまでやるのか」と。



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