
最近のQ&A配信でいつも言ってますが、いま世界で空前の「プロテイン不足」が起きております。「いやいや、コンビニでも山ほど売ってるじゃないか」と思う方もいるでしょうが、実はその裏では、原料であるホエイプロテインの供給が壊れつつあるんですな。
その結果、プロテインが世界で大幅に値上がりしてまして、2024〜2025年で、ホエイプロテインの市場価格は50〜110%も上昇してたりします。特に高品質なホエイプロテインアイソレート(WPI)の価格は、1ポンド(約450g)あたり10ドル前後に達するケースもありまして、これは数年前の3倍程度になってたりするんですな。当然、これは私たちが購入するプロテインの価格にも反映されまして、以前は30ドル台で買えた2ポンド前後のホエイプロテインが、今では60ドル以上という価格帯が一般化しております。恐ろしいですねぇ。
では、具体的になにが起きているのかと言いますと、大きな変化は3つ存在しております。
- 世界的な“高タンパクブーム”:まず単純に、世界中で「高タンパク」の流行が加速しているってのがあります。筋トレブーム、ダイエットの高タンパク化、高齢化によるサルコペニア対策などなど、近年の健康まわりのブームが、どれも高タンパク摂取を前提にした方向へシフトしているんですよ。とくにここ数年は、「高齢者は従来の推奨量より多めに摂ったほうが良い!」って考え方が普通になってきたんで、ここから先も需要は右肩上がりになるんでしょうなぁ。
- しかし、プロテインの供給はそんなに増えない:プロテインの原料ってのは、ご存じのとおり牛乳がメイン。しかし、畜産ってのは簡単に拡大できるようなもんではないし、近年では「飼料価格の高騰」「気候変動による生産の不安定化」「メタン排出など環境負荷への規制強化」なんて要素が重なり合って、牛から1kgぶんのタンパク質を作るのに必要な資源コストも跳ね上がってるんですよ。つまり、需要は伸びてるのに供給は加速できないって問題が生まれてるわけです。
- マンジャロの普及による副作用:でもって、ここ数年は、さらにGLP-1受容体作動薬、とくにマンジャロ(チルゼパチド)の爆発的普及が、プロテイン不足に追い討ちをかけております。これらの薬は強力に食欲を抑えて体重を落としてくれるんだけど、「脂肪だけでなく筋肉も落ちやすい」って問題があるんですよ。食事量が減ることによりタンパク質摂取量も減り、そのせいで筋肉減少リスクが上がっちゃうんですな。そのため、最近は主にアメリカの医療現場を中心に「高タンパク食」が強く推奨されるようになりまして、さらにプロテインの消費量がブーストしちゃったんですな。“食べなくなる薬”が“タンパク需要”を押し上げているという、わけのわからない状況であります。
ここらへんの問題により、いまは世界中でプロテインが手に入らなくなってまして、私が作っている「ハイブリッド腸ファイバープロテイン」も値上げ待ったなしという状況であります。正直、本気で困っております。
となると、さすがに「ハイブリッド腸ファイバープロテイン」を買い続けるのもキツい!って人も出てくるでしょうから、ここでは「現時点でもそこそこ安価で買えるけど安全性も高い」プロテインを紹介しておきます。さすがに「ハイブリッド腸ファイバープロテイン」のようにレジスタントスターチを加えたような商品でオススメできるようなものはないんですが、「とにかくタンパク質だけ摂りたい!」という方には良いんじゃないかと。
商品の内容をチェックしてくれたのは、毎度おなじみアンダーソン先生でして、いま市場に出回っている商品にふくまれる重金属の量や、成分表示と実際に入っている成分量とのズレまで調べてくれているので、なかなかありがたいことになってるんですよ。
現時点での目的別トップ商品一覧
ってことで、上記データの中から、アンダーソン先生が推奨する具体的な商品をすべてピックアップしつつ、どう選ぶべきかを整理していきます。プロテイン難民の方は参考にしてくださいませー。
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