池田と東洋大姫路との雨中の試合は、池田にとって文字通り泥沼の様相となった。自分たちの野球ができず、ずるずるとミスをくり返していく展開となった。

この日のキャッチャーも、前試合に続き岡本だった。正捕手岡田の指がまだ回復しておらず、スローイングが覚束なかったからだ。ただし岡田は、この日もスタメンで一塁に入った。

池田は初回、永井のツーランで2点を先制する。前の試合もそうだったが、このときすでに池田は、強力打線が売り物の一つとなっていた。

しかしこの後、より一層激しくなった雨が池田を翻弄する。ぬかるみになったグラウンドで、バッターは上手く足を踏ん張れず、自慢の強振が覚束なくなった。一方、東洋大姫路のエース荻原は、軟投派でそれほど足を踏ん張る必要がなかった。だから相対的に、雨を苦にしないところがあった。

おかげで池田の打線はなかなか火を噴かない。しかも池田は、当時からゴロを狙うのではなく遠