
「スーパーエイジャーの科学」の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5,#6)
このシリーズでは、年をとっても脳と体が元気に動きまくる“スーパーエイジャー”の最新研究をもとに、いくつになってもピンピンした状態を保つための知見を考えております。
で、そのために本シリーズでは、スーパーエイジャー研究で有名なトポル先生が提唱する『Lifestyle+(ライフスタイル・プラス)』を掘り下げてまして、今回は「たんぱく質、糖質、食物繊維の最適量を探すにはどうすればいいのか?」の話をしてみましょう。
たんぱく質、糖質、食物繊維はいずれも健康寿命を支える重要な栄養素であり、個人の年齢や活動量、胃腸の状態によって最適な量が変わるのは前回もお伝えしたとおり。なので、「一般的にはこれが正解です」という話をそのまま自分に当てはめるより、自分の体がどう反応するかを見ながら調整するほうが大事になります。
ちなみに、近年はこの考え方が進んでいまして、「個別化栄養」みたいな名前がついております。ざっくり言えば、その人の体質や生活データに合わせて食事を最適化しようってことですね。
そのための手法として、最近は腸内細菌や臨床データを使って食後血糖の反応を予測したり、遺伝子検査をして糖質や脂質、カフェインなどへの反応の違いをもとに食事をカスタマイズする試みが始まってたりします。これらの手法には一定の支持がありまして、たとえば、前糖尿病の人を対象にした研究(R)では、一般的な地中海食と比べて、個別アルゴリズムにもとづく食事のほうが、血糖コントロールをより改善したという報告も出てきたりするんですよ。なかなか未来を感じる話ですねぇ。
とはいえ、この分野はまだまだ初期段階って感じでして、現時点では「検査を受ければ最適な食事が一発でわかる」とまでは言えないのでご注意ください。たとえば、遺伝子検査にしても、見ている遺伝子の種類や解釈の仕方がサービスごとに違うことも多いんで、業者によって結果がバラバラだったりしますからね。
また、食事への反応は、体重の変化、ストレス、睡眠、運動、加齢などで変わりうるのも問題のタネ。つまり、一度検査を受けて「あなたの最適食はこれです!」と判定されたとしても、それが永久に通用する保証はないんですよね。
私も個別化栄養のテクノロジーには期待してまして、将来的には必ず役立つのは間違いないでしょう。しかし現時点では、「高価な検査を受ければ正解がわかる」よりも、自分の反応を観察する力をつけるほうが先でありましょう。
では、自分に合う栄養バランスをどう探すか?ってことで、今回はそこらへんを見ておきましょうー。
自分に最適なタンパク質量をチェックしてみよう!
タンパク質量は、「体重×何g」だけで決めるより、年齢、運動量、筋肉量、胃腸、腎機能、食事全体の質を見ながら調整するのがよし。一般的なタンパク質の推奨量ってのは、あくまで多くの人が大きく不足しないための目安に近い感じっすね。健康寿命を考えるなら、「不足しない量」と「筋肉を守る量」は分けて考えてくださいませ。
具体的に、以下のようなステップを踏んでみてください。