
「感情知性を、あらためて学び直そう!」の続きです!(#1,#2,#3)
このシリーズでは、AIの時代こそ感情知性が大事だよねーって話をしております。
というのも、文章の要約、企画のたたき台、情報収集などは、AIがかなりの速度でやってくれるようになった昨今。以前なら「知識が多い」「処理が早い」だけでどうにかなった場面が、いまや通用しなくなりはじめたわけです。となると、人間側に残る大きな仕事は、「自分は何を大事にしたいのか」「この状況で誰にどう関わるのか」「いま湧いている感情をどう扱うのか」といった部分になってくるじゃないですか。
ここで必要になるのが、ズバリ「感情知性」であります。ご存じのとおり、感情知性ってのは、自分と他人の感情を理解し、感情に振り回されず、必要に応じて行動や人間関係に活かす力のことでして、人間としての判断や関係づくりには欠かせないんですな。ここはAIには代替されにくいでしょうし。
で、前回からは感情知性における最重要ポイントである「感情に気づく力」を掘り下げております。感情知性というと感情に振り回されないような人のイメージがありますけど、実際には、
- 自分の内側で何が起きているのかに気づいている人
だったりするんですよ。自分の感情に気づけなければ、感情を調整することはできませんからねぇ。
ってことで、前回から「感情に気づく力」に欠かせない4要素を見てまして、今回はその続き。「行動したくなる衝動を見る」を鍛える方法を見てみましょう。
要素3. 行動したくなる衝動を見る
感情には、たいてい行動の衝動がついてくるもんです。
- 怒りなら、言い返したい。
- 不安なら、避けたい。
- 恥なら、隠れたい。
- 悲しみなら、閉じこもりたい。
- 嫌悪なら、遠ざけたい。
みたいな感じっすね。もちろん、この衝動そのものは自然な反応でして、この衝動がなかったら危険から逃げたり、自分の身を守ったり、大事なものに近づいたりできないですからね。
が、衝動が出た瞬間に、そのまま自動実行してしまうことであります。たとえば、
- 怒りを感じた瞬間に強い言葉で返す。
- 恥ずかしくなった瞬間に会話を切る。
- 落ち込んだ瞬間に予定を全部キャンセルする。
みたいな感じっすね。こういう行動は、その場では楽になるんだけど、長期的には「不安なら避ける」「怒ったら攻撃する」「恥ずかしいなら隠れる」というパターンが強化されちゃうんですよ。
なので、この要素のポイントは、衝動を消すことではなし。あくまで大事なのは、衝動に気づき、衝動と行動のあいだに少しだけ間を作ることであります。
衝動に気づけると、衝動と行動の間に少しだけ隙間ができまして、
「いま逃げたいと思っている」
「いま責めたいと思っている」
「いま黙り込みたいと思っている」
「いま全部投げ出したいと思っている」
こんな感じで言語化できるだけで、感情知性がある人の行動ができますんで。
ここは感情知性を高める上でも最も大事なとこなんで、ちょっと実践法を詳しく見てみましょう。
行動したくなる衝動を見るステップ1:まず「何をしたくなっているか?」を聞く
感情が動いたときは、いきなり「なぜこう感じるのか?」と考えなくていいです。まずは、もっと具体的に、