DC/PRG×WONK 2MAN LIVE
日時:2018年2月18日(日) open 17:45 / start 18:30
会場:EX THEATER ROPPONGI
金額:スタンディング 4,800円
※入場時ドリンク代別途必要
※6歳未満入場不可
我々がデビューした頃、「あんな劣化マイルスのコピーバンド」「あんなもんがダンスミュージックの筈が無い。踊ってるのは菊地のブログを読んで心酔しているだけの信者だけだ」と言われた。メンバーが変わると「情念がなくなった」「カオスが薄くなった」と言われた。全員がクソめんどくさい俄のジャズマニアで、今頃は実家に帰り、生きるのに必死だろう。とても良い事だ、物を見誤ったまま得意になって語る様な環境汚染者は、一度、生きるのに必死になるべきである。
バンドのコンディションは結成以来最高である。今回は千住所用で欠席のため、山田玲氏が参加するが、この日の二人のドラマーが、猫も杓子もバカもリズム音痴もみんなドラムは石若石若の、石若バブルを粉砕するだろう。山田氏は、「ガンダム」で、桑原あいちゃんとデュエットで、あのエゲツない曲を余裕で楽しみながら叩いた俊英である。僅か2時間半のリハーサルで、氏は我々全員を圧倒した。
オリジナルメンバーの、大儀見、坪口、津上のとてつもない高所で安定した技術と楽想能力は不動の物になりつつあるが、類家、大村、小田、高井といった世代が、日々自己更新を成し遂げている中、新加入の秋元、近藤の、ちょっとドキドキする様な現代性、前述の山田氏の天才的な技術と余裕、侮辱にならないと信ずるので書くが、愛すべきマーティーフリードマン氏も、日本を代表するスタジオドラマーの村石雅行氏も、結局私の楽曲を理解しないまま、老練さで切り抜けてくれただけだ。はっきりと両氏は「曲が難し過ぎて結局解らなかった。でも超楽しかった」と言ってくれた。山田氏は全く違う。彼は一瞬で総ての曲を「まあ、こういう感じか」と完璧に構造把握し、全員の音を聴いた上で、プッシュして来たのである。
と、ここまで書いても、来ない者は来ない。人生の経験に大きな欠損が生じるだけだ。我々はDC/PRG。愛と、愛と、愛と、愛のために。戦争と、戦争と、戦争と、戦争の為に演奏する楽団であり、サッカーのチームであり、方舟の乗組員である。来たくば勝手に来るが良い。評論家は来ない。何かを恐れているからだ。それは経験であろう。アーユーエクスペリエンス?