ハムラアキラが始まっていたみたいですが、どう貼られているのかが怖くて見れていない、そして、なんとなく気がついたら朝型になっていた菊地成孔です(笑)。音楽家が映像に「貼る権利」まで貰うのが欲張りなのか、意識が高い(笑)のか、日本と外国でも違うし、テレビと映画とでも違うし、実写かアニメかでも違うので、なんともいえませんが、やっぱり自分で貼らないとやり切った感は無いですよね。

 

 更にいえば、自分が作った音楽を貼るだけなら湿布みたいなもんで、台詞や効果音、状況音なんかと絡めて全ての音声を配置する仕事を「整音」と言いますが、今更ゴダールとミエヴィルのソニマージュがどうこう言いませんけど、音楽家の仕事の領域、その拡大や限定性の問題というのは、今後あらゆる現場で問われると思います。