どどどどどどどうして全く話題になっていないのであろうか?ウソつきにはシカトの刑に処するということか、あるいは日本のメインストリームジャズの事など、誰も興味が無いのか?(まあ、そうだと思うんですが・笑・インパルス!レーベルでの初のアジア人アーティストとして契約を結んでも、世界的な名声を持つ国際派女優さんを音楽家にし、しかもかなりの名盤に仕上げてもーーーあれ、凛子さんが国内で日本語でやった仕事で一番クオリティ高いもんだよ。犬童監督とかには悪いけどさ!!!ーーーヤフーの芸能欄など載る術も無く、まあまあそれは普通の事として、「セッション!」貶してマチャーマ保安官(在米。保安官としては無免許)に国際不当逮捕されただけでヤフーのメイン頁にドカーン!という、実にクールな国ですからなあ・笑)、或はネットにて本人からの説明が無いと、公式の、2次元の現実だと認識されないのか(これも充分あり得る。この社会的病理を利用すれば、<ネットで口さえつぐめば、大抵の事は、隠れてお咎め無しで出来る>という事に。使っちゃおうかなこの手うふふふふふふ)、結構な重大事だと思うんですが、まったくさざ波一つ感じません。SNSとかでは話題になっているかもしれませんが、タレコミすらなしであります。

 あれだけ堂々と男前に、「閉店セールや復帰興行で小銭を稼いだりは絶対にしない」との断言とともに永久の現役引退を発表されたジャズピアニストの大西順子さんが、今年の「東京ジャズ」で、特に本人からの説明も無いまま(前述の戦法か・笑)、特にエクスキューズもエクスプレインもなく、いけしゃあしゃあと復帰なさいます(笑)。

 まあしかし、引退後半年程でステージに上がり、サイトウキネン「ラプソディーインブルー」を弾いて侃々諤々を巻き起こした(演奏は物凄かったですけどね・笑)時の言い草が、クラシックの指揮者と、ジャズ好きの小説家が仕組んだので逃げられなかった。という、我々ジャズマニアの神経を逆撫でするような(どんなジャズメンが止めても断念しなかった癖に、小沢征爾と村上春樹ごときが仕組むと逃げられんのかーいおーい大西ー)かたちだったのに対し、今回、ステージ復帰させたのが、我が日野皓正氏(大西さんを日本でデビューさせた張本人)だという事で、「まあロリンズだってマイルスだって一時的に引退したしな。そんときゃさぞ辛かったんだろう」といった、一転してよしよし感に反転したのかもしれません。優しいぞ優し過ぎるぞ日本人!!

 という訳で、今年の東京ジャズの目玉は、「菊地成孔が、石若駿と共に沖野修也のバンドに参加、何とドラムは菊地が共演を熱望していたリチャード・スペイヴン」でもなく、「フェラオサンダースがいきなり来日中止に。具合大丈夫か?」でもなく、「大西順子ノーモーションで電撃復帰」に尽きる訳ですが、冒頭に戻る訳です(笑)。

 特に、ワタシは自分の番組で大西さんの引退にかける男気を、語りたいだけ語らせ、リスナーと共に、その男気に撃たれたいだけ撃たれた立場でもありまして(彼女のピアノも番組でオークションにかけて全部売ったんだよ!!切望されてさ!!)絵に描いたような完璧な裏切りにあった訳ですが(笑)、いくつかのインタビューで大西さんご本人が語っているように、復帰させたのは日野さんですけれども、復帰第一作のアルバムはワタシが全力を挙げてプロデュースします(核爆)!!

 と、水面下で動き出しているこのアルバムに関してはまだ一切情報公開出来成せんが、公開可能になったら、嫌っちゅうほど語り倒してやるからな!!そして出来上がりをお楽しみにしやがれっ!!(笑)。

 というわけで皆様、次は9月2日に渋谷WWWで行われる空族のイベント、その次が東京ジャズ、その次は地方のイベントがいくつかあって、月末はモダンジャズディスコティークというセプテンバーですが、夏バテにめげずがっつり楽しみましょう!ちょっとじとじと雨みたいになって来て、中年には懐かしいぞ。「大丈夫、愛だ」が終わっちゃって廃人気味だぞ。


<以下のプロダクツをまだご存じない方は買って下さい。どれもハンパじゃないクオリティだと思うんですが、ブログばっか読まれて、それで認知/評価されるという地獄のような世に生まれついた事を、ワタシが呪わなくても良いように>


「時事ネタ嫌い」文庫

*ワタシの著作です。文庫化されて読みやすくなっています。

「ユングのサウンドトラック」文庫

*ワタシの著作です。文庫化されて読みやすくなっています。

「歴史は夜つくられる」

*ワタシのバンドの初DVD作品です。エグいぐらいエロティークでエグいぐらいエレガンスで、エグいぐらい構造的で、エグいぐらい混血的です。

「フランツカフカの南アメリカ ft ウィリアム・シェイクスピア」

*ワタシのバンドの最新作です。今、YouTubeに編集版が上がってますよー!まあこれ聴いて「難しいから乗れない」とか言われちゃったらもうしょうがない。縁がなかったと思う事にしますんで(笑)、YouTubeでお試ししてみて下さい。
試聴ページはこちらのTABOOサイトからどうぞ!


「戒厳令」


*菊地凛子さんの音楽アルバムです。「どうして?」というぐらい日本人にシカト喰らうので、「せめてパシフィックリムが好きな人ぐらい聴いて下さいよ」と思っていたんですが、ああいう映画にハマる人は、ヒップホップとかヘタウマのニューウエイヴとかに興味が無い事に気がついたのがミックスダウン中(笑)。音楽ファンの方聴いてみて下さい。現在YouTubeで公開中の「蛇のmean」と「魚になるまで」以外に、近日中にもう2曲PVをアップします。


「戦前と戦後」

*ワタシのバンド(「歴史は夜作られる」と同じバンド)の最新作です。全曲ワタシがヴォーカルです(多く、デュエット)出した時はものすごく明るくエンターテインメントになり、国が進む方向によってはSFめいた感じになるだろうな。と思って作りましたが、今、SFに近づいてる最中かもね(笑)。

 

 と、ここから有料会員の皆様用になりますが、現在は、大西さんの復帰作ならびに、久しぶりの劇伴(アニメ。故に情報公開まではガチガチ)をやります。このふたつはTABOOかどうかも言えない程。そしてTABOOのネクストとしては、ワタシのソロ、小田朋美さんのソロ、そして久しぶりの「けもの」と進んで行く予定です(あと、例外的なプロダクツとして「ペン大卒業生の卒製を配信」という変わり種もあります。これは凄いっすよ。聴いたらキラースメルズどこじゃない腰抜かすですよ)。