あまあま*パフュメ (ヤングコミックコミックス)

 ども。きょうのエッチな漫画のコーナーです。

 最近、ココロの潤いを求めて色々読んでいるわけですが、そのなかでも良かったものを紹介します。

 久遠ミチヨシ『あまあま*パフュメ』。

 「香り」テーマにしたちょっとめずらしい漫画です。

 漫画では直接的に香りを描くことはできないわけで、主人公は香りを視覚的に認識することができる特殊能力を持つ青年という設定。

 かれがある美人三姉妹が経営する香水店に就職するところから物語は始まります。

 そのうちの次女に惹かれるものを感じたかれは、彼女とからだを重ねるのですが、三女もまたかれに恋をしてしまい――というふうにわりとご都合主義的にお話は進みます。

 もっとも、ハーレムものではないので、最終的には主人公は結ばれるべき人と結ばれることになります。

 エッチシーンは主に次女のもので、三女が一回だけ。

 贅沢をいうならどうせなら長女のエッチシーンも入れてほしかったなあという気がしますが、構成的に入るところがなかったのかもしれません。

 そのかわり、次女とのエッチは濃密に描きこまれています。

 それはもう、何回も何回もらぶらぶいちゃいちゃをくり返します。やだもう、照れちゃう(じゃあ書くなよ)。

 いやー、愛のある行為はいいですねえ。でも、毎回そればかり紹介するのもアレだから、次はダーク系でも取り上げようかなあ。

 まあ、ぼくは肉体的に痛そうなの一切ダメな人なんですけれどね。SMものでもむち打ちとかは見ていて辛いものがある。精神的な支配、束縛といった関係性はいいんだけれども。

 よくセックスは五感でするものなどといいますが、本来的にはあらゆるコミュニケーションが性的な意味を持ちえるのでしょう。

 吐息のひとつひとつ、言葉のひと言ひと言で性行為は成り立つ。

 香りもまたそのひとつ。良い香りがするよう清潔感を保ちたいものですね。うん、ちゃんとお風呂入ってからだを洗おう(あたりまえだ)。

 ちなみに性と香りの関係について書かれた文学作品としては、パトリック・ジュースキントの『香水 ある人殺しの物語』が有名です。

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

 これは