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いまさらながら永田カビ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』を読みました。
すでに各所で話題のこの本、人気のあまり品切れが続き、電子書籍刊行の予定が早まったそうです。
読んでみると、じっさい面白い。30歳を目前にして「さびすぎ」る日常を送る著者が、一念発起して「レズ風俗」へ行きちょっとだけ人生を前進するようすがセキララに描かれています。
セールスポイントは物事を綺麗ごとに落とし込まない点にあるといっていいでしょう。
自虐と自傷でズタボロになっている自分を分析するところから始めて、それならどうすればいいか? どうすれば「人生の甘い蜜」を啜れるのか? と著者が思索を進めていくようすは事実だけがもつ迫力に充ちています。
「レズ風俗」という言葉を見て購入をやめる人もいるかもしれませんが、少しでも気になる方はぜひ読んでほしいですね。
これは歳をとってもまったく大人になれない人間の実
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コメント
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>リベラルな思想が浸透して、「立場」の格差がなくなっていけばいくほど、「個人」の間の格差が際立っていくというこの矛盾。
まさに同じことを「希望格差社会」という本を読んで感じています。
色んな障害が取っ払われて、自由に夢を追いかけることができる状況になったときに、人は自分自身のダメさが最大の障害であることに気づくんですよね。この絶望感をみると、不自由な社会の方が良かったんじゃないかと思うときがあります。
どんなこともできる自由さと、情報を何でも取り入られるメリット、デメリットが両方のしかかってしまっているので
個人の幸福が見つけにくい状況なんではないかと思ったりします
昔みたく、商人の子は商人にしかなれないというのは商才がなく他に活かせるものがあっても無駄
しかし、決められたレールを進むというのは安心感を感じますし
自分の生き方があってるのか、間違っているのかという悩みもネットや書籍で救われることもあれば
自分を追い詰めることにもなりますし
(phaさんの生き方に憧れてますが、自分には無理そう。けれどこういう生き方もできるんだと少し希望を持ちました)