先ほど「銀河英雄伝説自由惑星同盟編」の劇を観て帰宅。 田中芳樹先生にもお会いできて満足です。 舞台は、踊りあり、歌あり、CGの宇宙戦闘ありでとっても見応えがありました。 楽しかったですよ。 演技陣もヤンの河村隆一さんを始め、違和感のある人はいなかった気がします。さて、内容ですが、これは感想をこういうトコロで書くのは難しいよねえ。だから、あくまで、おれ個人の感じたコトとしてね。 ヒトによって様々なキャラクターの捉え方があります。 ヤン・ウェンリーの捉え方もそうで、自分はヤンをラインハルトとの対比で、「負け」の思想が入っている魅力が素敵だな、と思っていました。なりたいのは歴史学者で、軍人ではないのに用兵、戦略と天才的な手腕を発揮していつの間にか英雄になってしまった。 いわば、望んでいない道を歩いている彼は他者の評価はさて置き自分では「負けて」いる意識が強いのではないかと。だからこそ国の「正義」に懐疑的だし人の「信念」に皮肉的な立場をとったりする。それが非常に作品の中でバランスの取れたキャラクターだったし、だからこそ彼はぼやくし、毒舌も鋭いのだけれど、同時に謙虚で人の話もよく聞く人だと自分は捉えていたんですね。今回の演劇は、大変脚本家さんが一生懸命にヤンを語ろうとしていたのはわかったんですが、 いかんせんヤンとしゃべって、色々な局面でヤンがどうおもったのか?ヤンがどう感じたのか?を、彼の感情と共にセリフとして引き出すキャラクターがいなかったので、ヤンがいかなる人なのか結局わからぬままに終わっちゃった感じがしました。 (アッテンボローやユリアンが適任だと、思うんだけどなあ。)ヤン役の河村隆一さんは、ヤンを「負け」の魅力の人物と捉えている自分としては、その猫背じゃない良い姿勢と、自信をもって流麗にしゃべる台詞から、個人的にそのキャラクターの捉え方が違うんだなあ。と面白く観させていただきました。 ヤンは、人の話を聞いてまず自分に飲み込んでから、ボソボソ要点を話す人だと自分は勝手に思い込んでいたので、全てお見通しで打てば響くようにしゃべる河村ヤンは、人それぞれにキャラクターの捉え方があるもんだと、興味深かったのでした。(笑) それがイイ、ワルいは言ってないよ。 観た人はどう感じるのでしょう?
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勝ち負けって二次元論で語ったら、それこそ提督は笑い飛ばすと思うが。
好きな事ばかりして食っていけるなら、そりゃ今すぐでもそうするよ。
だがそうして生きていける人間は、一体人類の何パーセントなんだいってね。
そもそも「英雄」になりたくてなる奴ってのは、居ないとは言わないけどそう多くない。
皆立ちたくもない逆境の立場に立たされ晒され、必死にもがいた結果だ。
本当に英雄になりたくて行動する人間が居るとするなら、余程の幸運でもない限りそいつは間違いなく早死にする。
あなたの指摘通り流されている面もあったと思うが、
エルファシルの件で後に夫人が語った自分の責任から逃げないという点や
結局は民主政治を守るために戦うことを選んでいる点からも
流されているという表現だけでは違和感を感じる。
[負けた]の単語の意味をそのまま捉える必要ないと思う。
あくまで思い通りに行かない人生を一言にまとめただけで、ニュアンスで捉えればいいだけ
k勝ち負けを考えないって、民主主義国家の軍人としては既に負けてないですか?
自軍の装備も兵隊も何もかも、人権の担保された人間とその生産物なのに勝ち負けはどうでもいいとか、
それはダメを通り越して戦争犯罪人の一種でしょー、と。
人権が大きく抑圧されてそうな帝国軍人以上に、(ヤンの幕僚以外の)配下や同僚がかわいそうで
なりませんですた。
天才性つっても戦場での勝利は、なぜかラインハルト以外の人が間抜けになる展開の連続で、
戦闘場面はどうでも良くなり、読むところがなくなったので、私が読み込めてないのかもしれないですけど
ああ、もはや徳間の新書ではないのだなぁ
ヤンへの評価については、同意できる部分もありますが、このタイトルでこの書き方だと、藤田氏に失礼だと思います。
この記事自体は無料ですが、書き物でお金を得ている人のやる事ではないと思います。
やっぱり、ラインハルトが銀英伝のストーリーの柱で、きちっとした行動をする。片側がきちっとしてるから、ヤンはぶれることができるんでしょうね。
もともとは歴史学者を志向していたからこそ,
個人の意志でなんでも思い通りになる,なんてモチベーションを
超えたところで状況が推移することを
ヤンは分かっていたのでしょうね。
ヤン提督と凡百のやる気のない人の決定的な違いは
自分で自分の責任をとる気があるかどうか です
人まかせ、進路もゆだねる、部屋も片付けない、コントロールをしない代わりに
その結果を自分で引き受ける、人を攻撃しないし、それで生じた面倒をきっちり引き受けるし
いろんな人が人生をゆだねてくることの怖さを知っているけど拒絶しない
愚痴は多いですがw人より重い荷物がある事が見えていて
無責任に俺TUEEEEもできないし自分にも酔えないから腰が重いし毒舌だし
口だけ駄目人間なことを言うけど
駄目なままでいいや、責任取りたくない、俺のせいじゃない、誰か何とかしてくれないかな
という受動的な凡人とはそこが決定的に違うところだと思います
>>今回ばかりは例外ということにさせていただきます。あしからず。
悪いだろ。なにがあしからずだ。ただの盗用じゃねぇか。
それと原典を、つまりちゃんと小説をせめて読み直してから書けよ。
きちんと原作でヤンは「父親に拉致同然に宇宙船生活に染まりながら受動的精神が育まれた」と言及されてる。
初志貫徹なんて信念の別名でしかなく、ヤンにとっては忌避するものでしか無い
勝ち負けについてもヤンははっきりと原作で自分はラインハルトに対して戦略的に
負けっぱなしであること自覚しているし、帝国に対し勝者の意識を持ったことはない
勝ち負けの意識は非常にはっきりしている