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『ズートピア』は美しくもきびしい理想主義を謳いあげるディズニーの傑作映画である。
コメ0 弱いなら弱いままで。 104ヶ月前
(メキシコ移民について) メキシコは、ベストではない人々、問題があり、麻薬や犯罪を持ち込む人々を送り込んでくる。彼らは強姦魔だ、中には善良な人もいるかもしれないが。「ドナルド・トランプの発言・暴言・名言まとめ:米大統領選2016」 物語の話をしよう。力強い物語の話を。 いまこそ、その需要がある。世界...
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いまさらだけれど『ガルパン劇場版』に心の底から感動する。
コメ1 弱いなら弱いままで。 104ヶ月前
『ガールズ&パンツァー劇場版』、いまさらですが4DXで見て来ました。 いやー、素晴らしかった。めちゃくちゃ面白かった。 たしかにこれは何度も見に行く人の気持ちもわかる。 全編どこまでも楽しく、面白く紡がれる娯楽映画の王道。 荒唐無稽きわまりないお祭り映画ですが、その娯楽に徹したエンターテインメント...
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『心が叫びたがってるんだ。』は感涙の神映画でした。
コメ0 弱いなら弱いままで。 110ヶ月前
幼い成瀬順のあこがれは丘の上のお城。 いつか自分もお城の舞踏会に参加できる日が来ることを願っている。 ある日、順はそのお城から父が出て来るところを見てしまう。 なんと、父は王子様だったのだ! 彼女はさっそくそのことを母に告げる。 順は自分が見つけた世界の秘密を共有しただけのつもりだった。 しか...
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もっと新しさを! 映画『ゴティックメード』は自己否定/自己破壊のプロセスそのものだ。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
何か良い作業BGMはないかな、ということで『花の詩女 ゴティックメード オリジナル・サウンドトラック』を借りて聴いています。 監督の意向により円盤が発売されていない作品なので、いまのところ作品を思い出すよすがとなるものはこのサウンドトラックと設定資料集くらいしかない。 『ゴティックメード』が『ファ...
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アニメ開幕直前! 10分でわかる『アルスラーン戦記』。
コメ0 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
いよいよ来週から『アルスラーン戦記』アニメ版がスタートします。 原作は田中芳樹のベストセラー戦記小説。 架空の王国パルスとその周辺の諸国家を舞台に、ひよわな王子アルスラーンの冒険と成長を描いた気宇壮大な大河ロマンです。 86年に始まった原作はこれまで既刊14巻が発売されていて、完結を目前に控えたと...
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『ソードアート・オンライン』奇跡の第四部「アリシゼーション」が凄すぎる。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
ども。 何となくテレビゲームをプレイしたい気分になったので、『アサシンクリード』シリーズのナンバリングタイトル第四弾『ブラックフラッグ』を購入して来ました。 新しいゲームを始めるときはいつもそうであるように、はてしなくひろがる世界に心踊ります。 ただ、ヴィジュアル面では、やはりPS3の映像処理能力...
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そしてぼくたちはリア充にたどり着いた。『はがない』平坂読の最新作がマジで新時代を切り開いている件。
コメ1 弱いなら弱いままで。 117ヶ月前
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずというけれど、しかし現実には人間は平等なんかじゃないよね――と一万円札のおっさんは言った。 そのとおりだなーと京は思う。 人間は平等なんかじゃない。 可児那由多は、あたしよりも価値がある。 平坂読といえばベストセラーシリーズ『僕は友達が少ない』(通称「は...
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いま伝説が生まれる。奇跡の傑作『ソードアート・オンライン アリシゼーション』を読め!(2222文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 141ヶ月前
先日、『ソードアート・オンライン』の第12巻が発売されました。ぼくはウェブ版でひと足早く「アリシゼーション」編の結末まで読んでいるのだけれど、この小説はここらへんの話からいよいよ無類に面白くなってきます。未読の方は第2巻から第8巻までは飛ばしても問題ないので(おい)、ぜひ読んでください。 『ソード...
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衝撃! 興奮! 感動! 映画『レ・ミゼラブル』は魂をおののかせる傑作ミュージカルだ。(2020文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 144ヶ月前
評判の映画『レ・ミゼラブル』を観て来ました。良かったー。冒頭からいきなり凄まじく、最後までそれが続く。いやあ、こういう映画を見ると21世紀の日本に生まれて良かったなあ、と思いますね。19世紀フランスに生まれなくて良かった! 政治のレベルの低さは同じようなものかもしれませんが。とにかく見てほしい映画な...
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小野不由美『十二国記』を再読する。堅牢たる名文で綴られるその不思議な世界。(1586文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 144ヶ月前
小野不由美『十二国記』の「完全版」がいま出ています。既刊を出し終えた暁には新作が続くそうです。いやあ、素晴らしいですね! まあ、今年中に新作が出るかどうかわかりませんが(たぶん出ないでしょう)、楽しみにしたいと思います。それにししてもあらためて読んでみると小野さんは本当に文章がうまい。非常に勉強...
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「次なる世代の物語」の胎動。アニメ化決定の話題作『まおゆう』を語り倒す(その三)。(3428文字)
コメ2 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
ペトロニウスさんの記事のまとめの、第三弾にして完結編です。いや、長かった。結局、10000文字を超える記事になってしまいました。しかもそれでほとんどただまとめるだけで、ぼくなりの意見を付け加えるところまで行っていません。まあ仕方ないよね、と自分を慰めておくことにしましょう。仕方ない、仕方ない。そういう...
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どうすれば真の自信を持てるのか。『3月のライオン』が描く「自分の大きさ」を知る方法。(2287文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
羽海野チカ『3月のライオン』の最新刊が発売されました。すでに雑誌ですべて読んでいますが、あらためて単行本で読んでみました。いい! いままでの展開にまさるとも劣らぬスリリングだったりハートウォーミングだったりする展開が続く第8巻です。今回は第9巻に収録されるはずのエピソードから気になる台詞を取り出して...
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復讐の甘く苦い味。『HUNTER×HUNTER』が描く世界の残酷な真実を見る。(2688文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
『HUNTER×HUNTER』の番外編「クラピカ追憶編」の感想にかこつけて「人間の本質」について語っています。ちなみにここで引用しているペトロニウスさんの記事は、ぼくがペトロニウスさんと知りあうきっかけとなったものです。もう6年半も前のことになるんですね。時が経つのは早いなあ。光陰矢のごとし。いや、そのあいだ...
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パワーインフレを止められるか? 岐路に立つ『HUNTER×HUNTER』の選択とは。(2152文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
『HUNTER×HUNTER』がいま、何度めかの物語の岐路に立っているように見えます。はたしてこのままスケールアップし、「パワーインフレ」を続けるのか。それとも別の手段で物語を進めていくのか。予断を許さない展開とはこのことです。しかし、連載はいつものように止まったまま。読者としては、このスローペースの連載に慣...
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全153冊すべて200円! 栗本薫『グイン・サーガ』を電子書籍でそろえる。(1163文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
『グイン・サーガ』については、ぼくは膨大な言葉を抱えているのですが、いままでそれをはっきりとした形で表に出したことはありません。ブログに書いてしまうには、あまりに量的に多すぎるものになるからです。そうはいってもブログ以外にぼくに発表媒体はないので、いずれここで書いてしまいたいと思っていますが、い...
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人形たちの戦争。『ファイブスター物語』のヒロイン、ファティマとは何者なのか。(2178文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
ファティマ。それは『ファイブスター物語』を、否、永野護のキャラクターデザインを象徴するキャラクター。あまりにも美しく、弱々しく、病的なまでに繊細なその印象は、見るものを魅了します。しかし、いったい彼女たちはほんとうは何者なのか? 作者は彼女たちに何を託して生み出したのか。そのデザインのどこにほん...
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1冊85円! 森薫の奇跡の名作『乙嫁語り』既刊4巻を電子書籍で入手する。(2061文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
『乙嫁語り』。森薫の新たな最高傑作となるだろう奇跡の作品です。その素晴らしいとしかいいようがない内容については、本文のなかで語っていますが、この作品を既刊すべて1冊85円で入手できるというのですから、驚いてしまいます。いまこそチャンス! 電子書籍ストアで買ってしまいましょう! あなたの魂を風かおる大...
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『3月のライオン』の「差別構造」に物語の限界を見る。(5262文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
「Something Orange」からの転載記事です。べつに『3月のライオン』を批判しているわけじゃないから(いや、ある意味では批判しているんだけれど)、ファンのひとは怒らないようにお願いします。この議論はけっこうクリティカルなものだと思っていて、なかなか良い記事なのではないかなーなどと自画自賛しています。長い...
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ウルトラ格差世界の戦い。『ファイブスター物語』非情のシステムを解析する。(2913文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
永野護『ファイブスター物語』はきわめてオリジナリティの高い物語です。そのデザインもそうなのですが、作品世界を支配する価値観が非常にオリジナルなものがあると思います。それは完全実力本位の非情な世界であり、弱い者は強い者にどうやっても勝つことができないようにできているようです。この世界、ジョーカー太...
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【無料記事】『ファイブスター物語』一冊に何人の人物が出てくるのか数えてみた。(1617文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 146ヶ月前
永野護『ファイブスター物語』で一巻につき何人の登場人物が出ているのか数えています。ええ、それだけの記事です。この作品、ほんとうに半端なく登場人物が多いので、読者はよく付いていっているなあ、と思います。おまけに数年単位で連載を休むしね。それだけされても付いていかざるをえない魔性の魅力があるともいえ...
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【無料記事】藤田和日郎が語るヤン・ウェンリー。(3892文字)
コメ22 弱いなら弱いままで。 147ヶ月前
田中芳樹『銀河英雄伝説』の主人公(の、かたわれ)ヤン・ウェンリーはぼくにとって最大のキャラクターです。非常に大きな影響を受けていますし、いまでも底知れないところがあるように思っています。漫画家の藤田和日郎さんがそのヤンについてTwitterで語っていたので、それに便乗しこの不世出のキャラクターについて思...
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【有料記事】伝説の暗黒超傑作『ブライトライツ・ホーリーランド』を語る。(4019文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
10年ほど前に書いた、古橋秀之の最高傑作『ブライトライツ・ホーリーランド』の書評です。書評ですが――いったい何なんでしょうね、これは。あきらかに書評とかそういうシロモノじゃないですよね。この文章がぼくの最高傑作だというひともいるのですが、青くさいものが嫌いなひとは大嫌いだろうなあ、ということも想像が...
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【有料記事】天才連城三紀彦、最高傑作。奇跡の短篇集『戻り川心中』を読む。(2016文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
天才という言葉は安売りされすぎているきらいがありますが、連城三紀彦というひとだけは本当に天才だな、と思います。その作品の洗練、美学、頽廃、いずれも余人にはとうてい真似できるものではありません。綾辻行人をして「とてもこうは書けない」と言わしめたその連城の、最高傑作、それが『戻り川心中』です。悪いこ...
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【有料記事】10分でわかる『グイン・サーガ』。(7963文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
全100巻以上に及ぶ『グイン・サーガ』をわずか10分でわかるよう解説しようという、無茶といえばこれ以上ないくらい無茶な記事。もともとは栗本さんがまだご存命の頃に書いた文章ですが、いまに合わせて修正してあります。何もかも皆、過ぎ去っていく――そうしてまた新たな物語が生まれる。世界とは、そうしたものなのでし...
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【無料記事】10分でわかる『銀河英雄伝説』。(4374文字)
コメ10 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
田中芳樹の名作スペースオペラを10分でわかるよう紹介しています。ところどころ無理がありますが、そこはもとが無理な企画なので、ご了承くださいませ。ところで、スペースオペラとは本来、宇宙ものの冒険活劇に対し、ホースオペラ(西部劇)をもじって皮肉っぽくつけられた名称であって、「宇宙のオペラ」を意味するも...
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【有料記事】「石炭のかわりに黒人を燃料にして走る列車」が出てくる小説を紹介するよ。(2719文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 148ヶ月前
「ひとつの内容を99通りのやり方で記した小説」のお次は「同じ内容を一人称、二人称、三人称で記した小説」をご紹介いたします。「精液と愛液の海」だの「石炭のかわりに黒人を燃料にして走る列車」だのが出てくる魔術的リアリズムの傑作。魔術的リアリズムってなんじゃらほい、と思われる方もこの作品を読めば一発で理...
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【有料記事】『ソードアート・オンライン』は『クリス・クロス』のパクリか?(2273文字)
コメ2 弱いなら弱いままで。 149ヶ月前
タイトルどおりの記事です。アクセス解析を見るかぎり、いまのところ、このブログの記事のなかでいちばん読まれているようですね。『ソードアート・オンライン』にかこつけて、大昔の作品を語っています。それなりのSFファンだったら知っている作品ではあるでしょう。ぼくは「パクリ」という言葉は大嫌いですが、このタ...