弱いなら弱いままで。
岸見一郎『アドラーをじっくり読む』を読んでいます。
岸見さんはいわずと知れたアドラー心理学の第一人者で、日本を初めとする各国でベストセラーになっている『嫌われる勇気』の著者(の片割れ)でもあります。
この本はアドラーの原著にさかのぼってその真意を探るという内容だけに、きわめて平易ですらすら読めた『嫌われる勇気』あたりと比べると、難解というほどではないにしてもいささか読むのに力がいる印象です。
しかし、まさにそうであるからこそ、『嫌われる勇気』を補完する一冊として大きな価値があるといえるでしょう。
ぼくがこの本を読んであらためて思ったのは、人は「自分がほんとうは何がしたいのか」について知る必要があるということです。
アドラーによれば、人はみな、どこかしら神経症的なところを持っているものであり、一見すると矛盾するような行動を取ることがあります。
たとえば、やりたいことをやらず、や
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