前回に続いて、本を読んでいる。読んでいるのだが、積読の量が多くなりすぎてどうもモチベーションが上がらない。

 読書沼は文字通りの底なし沼であり、年間に刊行される本の数は個人が読める量の数百倍にも及ぶわけで、まさにいくら読んでもきりがなく、いったんそのことを自覚してしまうとちょっと読む気がくじかれる。

 もちろん、どうせ読み切れるものではないのだから一冊一冊の内容を楽しめればそれでいい、そもそも読書は数を読むために行うものではない、という意見は正論なのだが、でも、ぼくはどうも一定のゴールが見えないと行動を起こせないタイプなのだ。

 目的がない時間をただゆったり、まったりと過ごすことができないというか、何か目に見える目標へ向けてダッシュすることを好む性格なのである。

 これは一面では性格上の欠点なので直したいとは思うのだが、何しろ生まれ持った性分だからどうしようもないところもある。なるべく修