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うう、おととい、『シン・エヴァ』のチケット予約のため夜中まで苦闘していて、きのうはそのぶん寝ていたため、更新できませんでした。申し訳ない。
さて、今日はなんの話をすることにしよう。最新刊が出た『よつばと!』の話でもしますかね。『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』といっしょに買ってきたのだけれど、いやあ、面白い。
すっかり数年に一冊しか出ない状態が定着してしまった印象がある『よつばと!』ですが、その何年かに一冊の新刊はやはり極上の出来です。
「笑って泣ける」漫画こそが最も漫画らしい漫画であるとするのなら、この作品は日本の漫画界を代表する一作といって良いでしょう。
この作品のなかで無敵の幼児・よつばと「とーちゃん」が経験するのは、奇跡のようなあたりまえの日常。しかし、そのなかでも時は経っていき、この巻でよつばはついにランドセルを買うに至ります。
もうすぐ小学生! まあ、例によってその「もうすぐ」に到達するまでに何年かかるかわからないのですが、第一巻からずっと読みつづけている一読者としてはまさに感慨無量というしかありません。
いやあ、よつばもいよいよ小学生か。いつかこの時が来るとは思っていたけれど、じっさいにそうなってみると感動するなあ。何しろここまで18年かかっているからね……。
そういえば、よつばは幼稚園とか保育園へは通っていないんだよね。まあ、まったく人見知りしない子だからいきなり小学校でも問題ないとは思うけれど。
『よつばと!』の作中でよつばはさまざまなイベントを経験して少しずつ大人になっていくわけなのですが、とくべつ壮大な事件は何もありません。
たいていはごく日常的な出来事でしかなく、いくらか劇的なイベントにしても、せいぜいがほんの少しだけ日常から逸脱しているかどうか、という程度でしかない。その意味ではほんとうにドラマティックなことは何もないといって良い話ではあります。
それにもかかわらず何十万もの読者が続刊を待ちわびているのは、そこに圧倒的な「実在感」があるからでしょう。よつばのデザインはいかにも漫画的なのだけれど、それでもよつばは「たしかに生きて鼓動しているキャラクター」ならではの確固たる存在感がある。
リアリティのある描写というのとはちょっと違う。「たしかにそこに生きて、動いている感じ」があるといえば良いのか。この実在感って
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