堀江:Market Hackね。ああいうメディアがどんどん育ってきて、収益を得られるように、彼らは広告だけど、僕はたとえばメルマガで1万5000人くらいいますが、津田さんのメルマガもさっき聞いたら8000〜9000くらい。藤沢数希さんのメルマガも5000人超えてるってことで、かなりそれなりの市場規模にはなってきているですよ。でもまだメルマガ市場って20億円くらいだと思うんですよ、マーケット。これがせめて100億円にはしたいよね。
弱いなら弱いままで。
ほうほう。堀江さんで15000人くらい、津田さんで8000~9000人、藤沢さんで5000人か。堀江さんが日本一だろうから、思ったより少ないですね。皮算用を承知でいうと、5000人くらいならぼくでも何年か真剣にやればたどり着けるんじゃないかという気がする。まあ、そもそも価格設定が違うし、その頃にはかれらはさらに先に進んでいるだろうけれどね。
そもそも記事内容の良否こそが問題なのであって、どれだけ会員がいるかということはどうでもいいはずだ、という考え方もあるかもしれません。しかし、そんなことをいったって、こちらは商売としてやっているわけで、やはり会員数の増減は気になるポイントです。
それに、お金を払って読んでくれる会員が一定数いるということは、その文章に対する社会的評価を表している一面があると思うんですよ。もちろん、それ「だけ」が評価ではないけれど、それをいうならブログやTwitterでの評価だって一面的なものに過ぎないわけです。
ひとりの人間、ひとつのブログ、一本の記事に対しては常に複数の評価軸がありえて、ひとつの評価だけが正しいということはない。その意味では、会員数でメルマガの価値を測ることも、必ずしも間違えているとはいえないはずなんですね。
これは視聴率でテレビ番組の価値を測ったり、販売冊数で本の価値を測ったりするのと同じことです。それのみではっきりした良し悪しを測れるわけじゃないけれど、一面を表してはいると。
単なるアクセス数だけならひたすら過激なタイトルでひとを惹き寄せて炎上させ続けていれば増えるけれど、会員数はだれかに「お金を払ってでも読みたい」と評価してもらわなければ増えない。だからアクセス数よりは意味がある数字だと思います。
それでは、こうして日本有数の会員を集めるに至った現代メルマガビジネスの寵児たちは、じっさいいくらくらい稼ぎ出しているのか?
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