弱いなら弱いままで。
エンターテインメントにセレンディピティが必要である理由。(2630文字)
【セレンディピティ】
「セレンディピティ」という言葉をご存知でしょうか。「何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能」を示す単語です。
偶然めいた科学的発見などに使われる言葉でもあるのですが、ぼくはエンターテインメントを鑑賞する際にもこのセレンディピティがとても大切だと思います。
たとえば、「癒やされる展開」を目的に見たアニメで、思わず「涙が出るほど感動」した、とかそういう「意外性」がエンターテインメントの本質に関わっていると考えるわけです。
しかし、最近はどんどんこのセレンディピティな体験を得られる機会が減ってきているように思います。
それはエンターテインメントのレベルが上がり、方法論が洗練されることと裏腹です。
ある「目的」に沿った作品は、その「目的」さえ達成できればいいとする価値観のもとでは、「意外な出逢い」は必要とされないから
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コメント
コメントを書く海燕さん、こんばんわ。奇跡のバランスが最高のエンターテイメントになるって言う話は、本当に納得です。
これは、クリエーターだけの問題じゃなくて、視聴者側も作品を観る時バランスが求められると思いました。お金を払っている=何を言っても良いと言う考えには反対で、やはり謙虚さと言えばいいのでしょうか?その謙虚さとはっきりと作品について思っている事を言う。この2つのバランスが無いと作品に対して単なる罵詈雑言になってしまう可能性が、あるのかなあと思ったりしました。
面白い記事だなあと思いコメントしました。これからも応援してるんで、頑張って下さいね(^_^)/