いま、ちょっとLINEで『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の話をしていて、これがちょっと面白いので、ぼくの意見をメモしておきます。一応注釈しておくと、あくまでぼくの意見であって、ほかの人の意見は参考にしているに過ぎません。
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
桐野じゃなくて桐乃ですよ!
マージナル・オペレーションと言う小説があって、コミカライズもされているのですが、小説と漫画版で序盤から結構違いがあります
作者曰く、一人称で語られる原作小説版は、事実に沿って語られているけど、主人公にとって都合のいい様に端折られたり歪曲されて語られていて、漫画版は読者視線なので事実がありのまま描かれているんだとか
後付設定と言われればそれまでですけど、そう考えてみればなるほど主人公が語る一人称の物語というのは嘘が混じっていてもいい、人間が話す言葉が全て真実である事なんて無いんだから、と腑に落ちました
でもまぁ、読者アンケートで黒猫ルートを選択した筈なのに桐乃ENDは無いよなぁ・・・とは思いましたがw
おお。間違えた。ごめんなさい。
修正しました。
ちなみにぼくは特に黒猫エンドにしろとかあやせエンドであるべきとかいうことは考えません。だれとくっつけても不満は出るでしょうから、タイトルロールの桐乃がメインに選ばれたのは必然かと。ただ、その際の心理展開に納得が行くかというと、まあ無理はあるかな、という話ですね。
京介が「信頼できない語り手」であることは、序盤から明らかだったでしょうに。作中でも示唆されてましたし。そもそもタイトルの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」というのは、「妹が可愛いと思っているのにそのことを認められない(認めたくない)」と思っている京介の心情を表しているって、1,2巻読んだだけで気付くでしょうよ。
そういう視点でいくと京介が桐乃を異性として意識してるなってことは、ある程度分かるんだが、いかんせん最終巻まではその気持を否定する独白が多いからなあ・・・
正直、心理展開に納得行かない人が多いのは当然だと思う。何より肉親と恋仲になるなんて気持ち悪いしね。