格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回のテーマは、一部マニアが注目するあの集団です! 




今、最も世間の注目を集めているチームや組織と言えば皆さんは何を思い浮かべるでしょう? SMAPの電撃的な解散発表で良くも悪くもスポットライトを浴びているジャニーズ事務所? 高畑裕太の逮捕劇で久しぶりに名前を聞いた気がする石井光三オフィス? いやいや、格闘技ファンならチラホラと「TEAM DATE」の名前が挙がるのではないでしょうか?

MMA、キックを問わず多数の大会に選手を送り込んでいましたが、昨年に入ってさらに増殖。その名前や文字を目にする機会は格段に増えてきました。ある時はDEEP JEWELSの1つの大会の全試合に選手を送り込み、ある時は日本を飛び出し韓国発のMMAイベントROAD FCなど海外にも進出する勢い。今や興行を行う上でなくてはならない一大勢力になっています。


「TEAM DATE」。。。一体彼らは何者なのか!? フリーメイソンやテンプル騎士団、ショッカーのような秘密結社ばりにベールに包まれていますが、一般的な格闘技ジムやチームと明らかに異質な点がいくつもあります。

まずはリングネーム。所属選手全員に統一して「DATE」の文字が並びます(ちなみに読み方は「ダテ」ではなく「デイト」なのでお間違いなく)。華DATE(ハナデイト)に法DATE(ノリデイト)、直DATE(ナオデイト)…。字面にすると読み方すらままなりません。

でも実はこれまだマシな方。第一DATEは「リーダーデイト」、実証DATEは「プルーフデイト」と読みます(笑)。なんなんでしょう、この独特のセンスは。

特有の世界観に引き寄せられて巷ではDATE中毒患者が続出中。TEAM DATEの選手の試合前後には「来たDATE」「始まるDATE」「カフェDATE」「今夜のご飯は鍋DATE」などツイッターはちょっとしたDATE祭りが発動されます。物好きな方はこのお祭りに乗っておかない手はないでしょう。

ちなみに名前に「DATE」をつけるようになった由来はチームの結束を高めるためにコーチの名前である「伊達」の「DATE」を名乗るようになったそうなのでいたって真面目です。


続いての特徴はそのトリッキーなファイトスタイル。インドの王族武術「マハーラージャカルーリカ」をバックボーンとしているそうです。この影響かどうかは不明ですが、スタンドで様子を見つつ、チャンスとあらば回転系の蹴りやサイドキックなど変則的な打撃をカウンターで仕掛けるのが特徴。手数こそ多くはありませんが、軌道がキレイな蹴り技を繰り出した際に会場がどよめく事もしばしばあります。