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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはジョルジュ・サンピエールが引退記者会見で語ったことです!!
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2月21日(木)(現地時間)、カナダのモントリオールで、元UFCウェルター級、ミドル級チャンピオン、ジョルジュ・サンピエールが引退を発表、15年にわたるキャリアに終止符を打った。
その前日に多くの米MMAニュースサイトがGSPの引退を速報で流した際には、筆者の頭の中では、ハビブ・ヌルマゴメドフ戦やコナー・マクレガー戦の実現に向けて、GSPがUFCに対して仕掛けている心理戦あるいは交渉術の一種だという可能性はないか、といったうがった見方も浮かんでいた。
しかし、記者会見に1人で登場し、自ら通訳も兼ねつつ、フランス語と英語で声明を発表し、質疑応答に応じたGSPの、淡々とルーチンワークをこなすかのような様子からは、話に裏表があるとは感じられず、本当にここできれいに身を引くことに決めたのだろうなということが伝わってきた。
「チャンピオンになり、チャンピオンでい続けるためには、自分を律しなければならない。それと同じように、心身とも好調なのに引退を決意するにも、自分を律する強い心が必要だ。ただ僕はずっと前から、トップファイターであるうちに、まだ健康なうちに引退しようと考えていたんだ」
GSPは記者会見冒頭にこのように、引退の決意は自らの哲学に基づくものであると述べた。その上で、あえてこの時期の引退発表となったことについての大きな原因としては、希望していたヌルマゴメドフ戦が実現できなかったことをあげている。
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