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・クレベル・コイケのことが大好きになれる記事■Dropkick柔術部・橋本欽也
――シュウさんがマネジメントしている平本選手を取り巻く状況はどういう感じなんでしょう?
――絶賛選考中なんですね。
シュウ まあ、こっちで「ここがいい」と決めても、そのチームと交渉して条件を詰めないといけないので、合意に達さない場合もあるんですけど。
――受け入れ先としても何か条件があるということですか?
シュウ 場所によってはありますよ。簡単に言ってしまえば、たとえばファイターズハウスが満員だから新しい人は入れられないとか。
――ああ、そういう物理的な理由も含めて。
シュウ まあ、堀口恭司選手が朝倉海選手に勝っちゃったことによって、皆さん「アメリカに行かなくちゃダメだ!」という雰囲気になってますけど、そんなに簡単にアメリカに行けるわけじゃないし、行ったとしても強くなれるわけじゃないんですよ。お金もかかりますしね。なので、いまから言うことは、ボクが平本選手に説明したことと同じ内容です。これを聞いたら、皆さん「なるほど」と納得していただけるのではないかと。まず、一番はじめに気にしなくちゃいけないのは、コーチとの相性です。
シュウ コーチがどれだけモチベーションを持って選手を見てくれるか。コーチだって人間だから、やっぱり平本くんとなんとなく共通するものがあるコーチのほうがいいと、ボクは思うんですよ。そうすると、たとえばキックボクシングをやったことがあるコーチ、またはK-1に出ていたコーチなんかだったら特別な関係性が生まれてくると思うんですよね。もともとアデサニヤ(UFCミドル級王者)のところに行かせようと思っていたのは、あそこのコーチはK-1に出たことあるからなんです。K-1ヨーロッパ大会ですけどね。
シュウ だって、スパーリングパートナーとしてアデサニヤはデカすぎますよ(笑)。もちろん一緒にいて学べることはたくさんありますけどね。練習に対する姿勢とか生活態度とか、やっぱり世界チャンピオンから学べることはたくさんありますから。それにあそこのチームにはフェザーのチャンピオンのヴォルカノフスキーやこの前チャンドラーに負けちゃいましたけどフッカーもいますから、階級的にも合う選手もたくさんいますし。でも、まずはやっぱりコーチだと思うんです。ストライカーを現代MMAファイターに変えていくのがうまいコーチ。これもやっぱり条件だと思うんですよ。ポイントは、平本くんをどういうファイターに育てるか、その完成形をイメージできるコーチで、それに導けるコーチですよね。
――コーチがどういうビジョンを持って選手を育てるかが重要ということですね。
シュウ 絶対的に平本くんが目指さなくちゃいけないのは「倒されないストライカー」ですよ。倒されたら負けと思うぐらいの気持ちでやらないといけないですから。そうするとレスリングとMMAスクランブルをしっかり強化できる環境がいい。これプラス、練習相手のタイプ、スタイル、バリエーション、たとえばフィジカルおばけ、突進型タイプ、レスリング系とか、階級が近くてバラエティに富んだ選手がいっぱいいると練習が充実しますよね。
シュウ そして、やっぱりお金がかかりますから、比較的住居にかかるお金が安いところに行ったほうがいいですよね。田舎で、練習以外に何もすることがないようなところに行けば、さらに集中できるとボクは思ってます。
――アメリカ行きってそこがポイントだったりしますね。
シュウ で、皆さん意外に気づいてないと思うんですけど、「メガジム、メガジム」と言っても、ATTやAKAの選手だってほかのジムに出稽古に行ったりするんですよ。つまり、大切なのがそのメガジムの周りにどれだけMMAのジムがあるか。そのネットワークの協力体制がどれだけできているか。これが意外と重要なのは、対戦相手によってそのネットワーク内から練習相手やコーチを派遣してもらえる可能性が増えますから。
――はー、そこまで考えなきゃいけないんですね。ちなみに、アメリカ修行というのはだいたいどれくらいの予算を見込めばいいんですか?
シュウ たとえば、ちゃんとビザを取るとなると、一番いいのはとれば5年ぐらい有効で、アメリカで自由に仕事ができるO-1ビザを取るなんですけど、申請料や弁護士費用を考えると60万円ぐらいかかります。
――あ、思い出しました!
シュウ これ、余談ですけど、インヴィクタFCの現場で、小さいミットを持ってくるのをトレバーが忘れちゃって、ローズ(・ナマユナス)とアップするときになって困ってたんで、魅津希ちゃんが貸してあげたんですよ。「覚えてる?」と本人に聞いても全く覚えてないんですが(笑)。彼女が18歳のときです。あのときローズは、まだプロ3戦目で、魅津希ちゃんより下の位置での試合だったんですよね。月日の流れを感じます。
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コメント
コメントを書くなんか子供の面倒みてる親だな。
私は平本蓮の総合格闘技2戦目を
2021年12月と予想します
金とハードがあるなら海外のやり方パクって日本でソフト面充実させた方がいいかもな。
ガーブランドはアルファ出たと思いますけど。。。
エドガーところいったんじゃないですかね。
サンドヘイゲンと境遇がほぼ同じの平本選手には「これから」が詰まっているので本当に楽しみ。
太田選手が和製セフードとなり、平本選手が和製サンドヘイゲンのような選手になるのを本当に楽しみにしている。