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RIZIN大阪で皇治と対戦する芦澤竜誠インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)


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NARIAGARI皇治 人生の成功者インタビュー



――
プロレス格闘技の乱闘のガチ度をチェックするのが好きだったりするんですけど、最近は“なんちゃって”が多い中、芦澤選手のやつはホントに危ないな……ってドキドキヒヤヒヤしてて。

芦澤 みんな“なんちゃって”なんすよ。結局、みんな乱闘すれば数字が取れるみたいな感じでやってるわけじゃないですか。俺のはガチなんで。俺にマジでケンカ売ってくれって。みんなやってやるから。俺はマジでやるんで。

――ケンカを売られたら徹底的にやると。

芦澤 俺から皇治にケンカ売ってないじゃないですか。アイツがわけわかんないこと言ってきて、俺のことを下に見てくるから、ああいう天罰を食らうんですよ。

――天罰ですか!

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芦澤
 天罰ですよ!! 俺があんときやったのは、アイツの目を見ながら「オマエ、ホントにできんのか。ホントにやるぞ? オマエ、ホントにやるぞ!?」って言ったら、アイツは「オマエ、いま来いよ。いまやるぞ、いま来いよ」って言ってきたからですよ。それが素人同士のあれだったら傷害事件になっちゃうけど、俺らはプロ格闘家でしょ。アイツがそう言った時点で俺のことをナメてるんですよ。ナメてるんだったら、やってやるぞって。

――
するとTHE MATCH 2022記者会見のYA-MANのときも同じテンションだったんですか?

芦澤
 YA-MANのときはまた別っす。あれはYA-MANがやってきたじゃないですか。だから俺は蹴って止めただけですよ。でも、皇治は俺に面と向かって「来いよ」って言ったんすよ。そこが違うんですよね。

――
だからやってやったと。

芦澤
 大晦日のときから、俺は腹立ってたんすよ。

――
大晦日のリング上では皇治選手との対戦発表のときに小競り合いになって。

芦澤
 みんなに止められてから「来いよ!」とか言いやがって。腹立つなってマジ思ったんで。

――
芦澤選手からすると、皇治さんの挑発はパフォーマンスに見えるんですか。

芦澤
 そうそうそうそうそうそう。でも、俺は違いますよ。ホントにやりますよ。あと皇治もそうっすけど、みんな記者会見で考えてることを喋るから無理なんすよ。俺、何も考えてないっす。

――
何も考えてない!(笑)。思ったことをまくしたてるだけですか。

芦澤
 思ったことしか言わないっす。だから、俺ってずっとペラペラペラペラ喋れるんです。なんにも用意してないから。

――
「これはちょっとやりすぎちゃったな……」って反省したときってありませんでした?

芦澤
 何もないです。だって、変な話、さっきのアレも俺がバーンと行きましたけど、なんでアイツ逃げたんすか? アイツなんで下がったんですか? オマエが「来いよ!」って煽るからやったのに、だったらやれよって話じゃないですか。俺もやられる覚悟も持ってやってるんで。「やられてもいい」と思ってやってんのに、なんでアイツ殴ってこなかったんですか? なんか、みんなこう止めに入ってから「おい、かかってこいよ」とかカッコよくないですよ。俺がバーンと行ったら、バーンとくればいいじゃないですか。

――バーンと来るべきだと。

芦澤
 俺は「もうやるぞ」ってなったから、もう終わらせてやると思ったんですよ。でも、ピューって逃げちゃったから。ふざけるなって。オマエ、俺はホンモノだぞって。

――
プロ同士ならリングじゃなくてもそこまでやってもOKという考えがあるんですね。

芦澤
 プロ同士ならいいじゃないですか。最近のブレイキングダウンとか、あれはダメっすよ。あれなんかとは一緒にしないでくれって話ですよ。

――
ブレイキングダウンとは違う、と。

芦澤
 全然違いますよ。俺はガチです。あっちはホント数字意識してるだけだから、もう作り方も数字を意識して、実際にYouTubeでやってて。もうやり方が見えてるじゃないですか。俺、数字なんてべつにどっちでもいいですもん。バーン行こうと思ったんですね。外したっすけどね、右ストレート。

――
RIZINとしては外れてよかったはずです(笑)。仲裁した榊原さんも大変そうでしたけど、RIZINから何か注意されませんでした?「リングでやればいいじゃないか」とか。

芦澤
 全然っすよ。俺を使うんだから俺の好きにさせてくれよって話で。俺、ぶち上げるし、盛り上げられるじゃないですか。

――
記者会見で明かしちゃいましたけど、RIZINから調整中だったルールには触れないでくれと言われていたんですね。

芦澤
 でも、触れてやりましたからね。だってそこで文句を言わなかったら結局、ボクシングルールでしょ。そんなのに誰が見たいんですか。俺のファンもいるし、アイツのファンもいるし、誰がボクシングルールで見たいの?って、みんな冷める。「ボクシングルール?つまんな!!」ってなるじゃないですか。それだとつまんなくなるから、RIZINの事務所に行って「キックボクシングルールじゃなきゃダメ」だと言ったんですよ。そうしたら皇治が渋ってたんすよ。

――
皇治選手は足が悪いから、ここ最近はボクシングルールでやってたんですね。

芦澤
 俺がMMAルールでやれって言ったのも、結局「かかってこい」とか言ってきたから、じゃあケンカじゃないですか。ケンカだったらMMAじゃないすか。MMAでやれって言ってるのに、やらない。それで俺のことを「ルールを合わせられない奴」とかガタガタ言ってるじゃないですか。

――
芦澤選手が韓国に行ってるあいだの記者会見で。

芦澤
 そうそうそう。俺がいないときに自分のことを正当化していろいろ言ってるから腹立つんですよ。だからもう今日は全部言ってやったす。その前からムカついたんですけど、韓国にいるときアイツがいろいろ言ってて。もう韓国で怒ってましたよ。

――
韓国で(笑)。

芦澤
 コイツ言いたいこと言ってんじゃねえぞって。俺のことを変な奴に見せるのがうまいんですよ。でも、蓋を開けてみて真実はどっちなの?ってことじゃないですか。

――
韓国に行く予定があったから前回の会見出席は無理だったんですか?

芦澤
 そうっす。RIZINからいきなり言われたんで「いや、俺、韓国行くよ」って。試合のためだったら残るっすけど、会見のためは無理だよって。それで会見で皇治が適当なこと言ってたら、それは怒るっすよ。

――
ボクシングルールじゃなくキックルールに持ち込めたことで、芦澤選手の計算どおりになってるんですね。

芦澤
 全部思いどおりです。さすがに俺もアイツもMMAやってないし、MMAルールは無理だなって思ったんすよ。けど、こっちがMMAルールって言い張ったら、アイツは絶対に一歩引いてキックルールにするんだろうなって見えてましたよ(笑)。

――
あっ、まんまとブラフにかかりましたか。

芦澤
 釣れましたねぇ。バーンと釣れましたよ、皇治が。アイツ、バカじゃないですか。結局バカなんですよ。結局バカ!!

――わずか2秒のあいだに「バカ」が3回も! 皇治さんって格闘技以外に実業家として成功されてますが、そのへんもあんまりお気に召さない感じはあるわけですか?

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