━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2016/01/07
───────────────────────────────────

おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

───────────────────────────────────

「同性愛って、単なる特殊性癖じゃないの?」(後編)

 岡田さんは同性愛についてどう思いますか。
 世の中には容認派が増えていますし、それは良いことですが、過度に尊重されるのは違うと思います。
 単なる特殊性癖でしょ?
 
───────────────────────────────────

(前号からの続き)

 すべての価値観にフラットであれば、自分の趣味である限り、ロリコンであろうと同性愛であろうと構わない。
 それを勝手としない人の考え方に対して、「それは間違っている」「みんなでこういうふうにしようよ」というのが僕らの社会なわけだよね。
 なので個人として、あくまで自由であり続けようとすれば社会的ではなくなってしまう。


■「反社会的」と「非社会的」の違い

 反社会的と非社会的の意味が違うよ。
 社会に対して、自分の生き方を通そうとして、社会を壊そうとするのが「反社会的」
 社会に対して、自分の生き方をこっそり通して、社会なんか関係ないよというのが「非社会的」

 非社会的は別に構わない。
 でも往々にして非社会的は自分の正しさを証明しようとして反社会的になりがち。

 昔だったら、同性愛は反社会的だったんだ。
 同性愛であれば罰せられた時代があった。
 イギリスの諜報部に勤めていたチューリング博士なんて、同性愛だったために逮捕までされちゃった。
 それは反社会的だったからだ。

 今、同性愛自体は「放っておいてください」という非社会的な問題になっている。
 でも国によっては、「私たちは同性愛者なんだから権利を認めろ」という社会性のある問題になっている。

 でも、その流れはロリコンの方にまではなかなか回ってこないし、非モテの方にも回ってこない。
 今のところ僕たちは反社会的にならないくらいしかやることはないね。


【まとめ】
 すべての価値観にフラットならば、同性愛でもロリコンでも構わないと思います。
 ただし自由であり続けてまうと「非社会的」であったり、「反社会的」になってしまいます。